チャン・イーモウ監督の最新作である。どういう仕組みになっているのか知らないが、ネットで??にアクセスすれば、大抵の映画やTVドラマを無料で見ることができる。2014年公開のコン・リーとチェン・ダオミン主演の映画だ。この映画のおすすめは、映画の内容もさることながら、我々中国語学習者にとって、語学学習にも役立つ。認知障害を患った妻の役のコン・リーの演技にいつのまにか惹きつけられてしまう、見て得した気分になる作品だ。
来週から2週間の予定で北京へ行く。飛行機のチケットを取りホテルを予約し、語学スクールの入学手続きも二転三転したが完了、保険も加入したし、無線ランのルーターのレンタルも予約した。あとは荷物をまとめるだけと思ったが、今度はLINEのトラブルが。ここ1カ月中国当局の検閲でLINEは中国では使えないのだと。最近WeChatをダウンロードして使っていたので、家族との連絡はWeChatを使おうと思っていた。今アメリカにいる息子にもWeChatをダウンロードしてもらおうと頼んだところ、中国でLINEが使える方法があると。言われたとおり設定してみた。日本経由になるから検閲はパスするはずだという。通じるかどうか楽しみだ。
鞍手に巨峰を買い求めに行った帰り、長崎街道の宿場町の一つである木屋瀬に行ってみた。台風11号が少しそれたので、大した雨ではなく涼しかった。鞍手からはそれほど遠くはないが、やはりそこは北九州圏、我々にはなじみがない。初めて行く場所である。夏休みの日曜日というのに、台風の影響か人は少なく、おかげでボランティアの人が丁寧に案内してくれた。江戸から長崎まで路銀を懐に何日もかけて旅をした先人たち、言葉は通じるとはいえ、私たちが今海外に行くよりも大変なことだったんだろうな。
非?勿?、直訳すると「誠実でないならじゃましないでくれ」冷やかしはお断り、中国のお見合い参加TV番組もこのタイトルだ。7年前、中国人の北海道人気のきっかけとなった映画のタイトルでもある。映画の半分くらいが北海道を舞台としており、美しい自然が中国人の関心を誘った。このような映画を見ると拝金主義から脱出しているように感じるが、まだまだ貧しい人が多くいる中国ではそうはいかないのが現実だ。貧困が罪を生み出す。
他の国の言語を学ぶことは、その国の文化も同時に学ぶことである。自分とは違う文化、考え方を知ることは大きな意味がある。この単純とも思える語学学習を通して、人権についても学んでいるのだ。相手の文化を無視して交流することなど決してできない。