長江、私達日本人にとっては、揚子江と言った方が馴染み深い。先週、中国南京市に住む日本人監督によるドキュメンタリー映画「再会長江」を見に行った。十年前に撮影した長江沿いの村やそこで出会った人達を訪ねて源流まで登っていく。この十年で大きく変貌を遂げた中国,特に山間部に住む人々の暮らしは大きく変わった。美しい景色も去ることながら、日本人,中国人を問わず感動する映画だ。残念なことに、この映画、福岡県では2館でしか上映されない。しかも全県で上映されるわけではない。
昨日用事があって福岡市内に行った。タピオカミルクティーが飲みたくなったので、博多駅にある春水堂に立ち寄った。ここは少し奥まった所にあるので、比較的客は少なくゆっくりできる。オーダーはQRコードを使う。入って来た客は皆慣れていて少しも慌てる様子はない。こういう事も一般的になったと感じる。そういえば、韓国の地下鉄切符もQRコードの読み取りだったな。
北京に2週間滞在するので、節約のためもあり胡同の二つ星ホテルに宿泊することにした。バックパッカーが利用する四合院様式(といっても民宿のようなもの)のホテルだ。それでも日本の旅行者を通して予約したので、一泊6,000円にはなる。ネットで直接予約すると4,000円にもならないのに・・・。まあ仕方ないか!今日百度の地図で、ホテルの周りを散策して、覚悟はしていたが少し不安になった。しかし、これも経験だ。普通のホテルに宿泊して、何不自由なく過ごしたのでは、ツアーに参加したのと変わりなく、おもしろくない。
ひと月ほど前のこと、中国語の先生から中国の大学で日本語を教えてみないかと誘われた。中国領事館からハルピン工業大学で日本語を教えてくれる人を紹介してほしいと頼まれたらしい。しかも中国の新学期9月スタートで急いでいるという。行く気があるなら推薦するというのだ。魅力的な話であり、もうこのようなチャンスは二度とないだろうと思ったが、人にものを教えるということに二の足を踏んだ。今まで全くそのような経験がない私がうまく教えられるはずがない。しかも最低でも一年、真冬になれば零下となる極寒の地で過ごすことも大変なことに違いない。ビッグチャンスだったことは間違いないが、お気楽に北京ぶらぶらの方が性に合ってるな。