北京に2週間滞在するので、節約のためもあり胡同の二つ星ホテルに宿泊することにした。バックパッカーが利用する四合院様式(といっても民宿のようなもの)のホテルだ。それでも日本の旅行者を通して予約したので、一泊6,000円にはなる。ネットで直接予約すると4,000円にもならないのに・・・。まあ仕方ないか!今日百度の地図で、ホテルの周りを散策して、覚悟はしていたが少し不安になった。しかし、これも経験だ。普通のホテルに宿泊して、何不自由なく過ごしたのでは、ツアーに参加したのと変わりなく、おもしろくない。
ひと月ほど前のこと、中国語の先生から中国の大学で日本語を教えてみないかと誘われた。中国領事館からハルピン工業大学で日本語を教えてくれる人を紹介してほしいと頼まれたらしい。しかも中国の新学期9月スタートで急いでいるという。行く気があるなら推薦するというのだ。魅力的な話であり、もうこのようなチャンスは二度とないだろうと思ったが、人にものを教えるということに二の足を踏んだ。今まで全くそのような経験がない私がうまく教えられるはずがない。しかも最低でも一年、真冬になれば零下となる極寒の地で過ごすことも大変なことに違いない。ビッグチャンスだったことは間違いないが、お気楽に北京ぶらぶらの方が性に合ってるな。
チャン・イーモウ監督の最新作である。どういう仕組みになっているのか知らないが、ネットで??にアクセスすれば、大抵の映画やTVドラマを無料で見ることができる。2014年公開のコン・リーとチェン・ダオミン主演の映画だ。この映画のおすすめは、映画の内容もさることながら、我々中国語学習者にとって、語学学習にも役立つ。認知障害を患った妻の役のコン・リーの演技にいつのまにか惹きつけられてしまう、見て得した気分になる作品だ。
来週から2週間の予定で北京へ行く。飛行機のチケットを取りホテルを予約し、語学スクールの入学手続きも二転三転したが完了、保険も加入したし、無線ランのルーターのレンタルも予約した。あとは荷物をまとめるだけと思ったが、今度はLINEのトラブルが。ここ1カ月中国当局の検閲でLINEは中国では使えないのだと。最近WeChatをダウンロードして使っていたので、家族との連絡はWeChatを使おうと思っていた。今アメリカにいる息子にもWeChatをダウンロードしてもらおうと頼んだところ、中国でLINEが使える方法があると。言われたとおり設定してみた。日本経由になるから検閲はパスするはずだという。通じるかどうか楽しみだ。
鞍手に巨峰を買い求めに行った帰り、長崎街道の宿場町の一つである木屋瀬に行ってみた。台風11号が少しそれたので、大した雨ではなく涼しかった。鞍手からはそれほど遠くはないが、やはりそこは北九州圏、我々にはなじみがない。初めて行く場所である。夏休みの日曜日というのに、台風の影響か人は少なく、おかげでボランティアの人が丁寧に案内してくれた。江戸から長崎まで路銀を懐に何日もかけて旅をした先人たち、言葉は通じるとはいえ、私たちが今海外に行くよりも大変なことだったんだろうな。