「味千ラーメン」を初めて食べたのは、数年前の上海である。最近、上海空港にも進出、先日空港で足止めにあった時にも食べたが、日本でまだ食べたことがなかった。つい最近その機会があり、行ってみた。値段と味は、上海も日本もほぼ同じ。メニューは上海の方が豊富で、さしあたってファミリーレストランといったところである。休みの日には家族連れで、ちょっぴりぜいたくな外食という具合だ。ちなみに私は、上海のあちこちでこの熊本「味千ラーメン」を見かけるまで、このラーメン屋さんの存在を知らなかった。日本ではそれほど有名でないお店が、上海でりっぱに地位を得てがんばっているのだ。中国人が、日本の企業として意識しているかどうかは知らないが、従業員の服装など(日本では居酒屋やラーメン屋さんのチェーン店でよく見るスタイル)、上海では目新しく受け入れられたのかもしれない。