2018年。窓とカーテンが、顔と髪のように見えることがある。物を擬人化していると、語る言葉が増えてくる。/それらの言葉に意味があるかどうかの判断は、アマチュアであれば自分ですればいい。プロの書き手ならば、売れる売れないがひとつの結果と見做される。もちろん売れない本でも、いい本はいっぱいあるけど。||BGB:「ニャルラトホテプ」『インスマスの影 クトゥルー神話傑作選』(H・P・ラブクラフト著、南條竹則編訳、新潮文庫、2020年)、BGM: “Tomorrow’s Harvest” by Boards of Canada,Warp Records,2013 ➣風景を見ながら聴いた方がいい音楽というものがある。Boards of Canadaの作品群は、確実にそういう類の音楽のひとつ。その世界観をあえて一言で表現するとすればノスタルジアか。彼らの音楽を聴きながら電車の車窓から外を眺めていると、音+景色の世界に吸い込まれ、何とも言えない気分になる。目の前を通り過ぎる景色が劇的に色付けされる。日常が容易に「映画化」あるいは「劇場化」される。しばらくすると、ハッと我に帰り、「あれ、もう次の駅なん?」。注意しないと乗り過ごしてしまいそうになる音楽。だから、BoC(Blue Oyster Cultではありません)は要注意。/まあよう飽きんと、またクオリアの話かい。
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