世田谷美術館で、『祈り・藤原新也』展。写真、絵画、言葉、どこを切り取っても生と死が横溢してる。繊細にして骨太。足早に通り過ぎることができるような作品などない。藤原氏がなぜこの写真を撮ろうと思ったのか、レンズ越しに何を見ているのか、想像を逞しくしながら感受する。このように、作品の発する熱量にしっかりと向き合おうとすると、こちらにも精神力や経験値が求められる。じっと見入ってると、写真の中の人物や動物や . . . 本文を読む
UVIからQuadra-Travelerが出た。プリセットを聴いているだけで、歌メロが滾々と湧いてくるさ。既聴感のない音に触れられるさ。｜BGM：高橋幸宏『Blue Moon Blue』（2006年）｜｜「異次元の〜」☞突飛な形容詞であればあるほど、嘘臭さい＆胡散臭いの典型。「次元の異なる」などと言い換えたところで、胡散臭さは全く変わらない。防衛費を始め、様々な国家規模の愚策を水面下でコソコソしか . . . 本文を読む
昨日、雨の中、カーステで個人的な追悼の気持ちでYT氏の曲を聴いてたら涙が込み上げてきて運転危なかった。｜溜池山王にあった東芝EMIで、顔をお見かけしたことが一度だけある。｜『音楽殺人』のレコードを買ったその日から、40年以上にわたり彼が作り、携わってきたたくさんの楽曲を聴いてきた。｜初めて彼のドラミングを生で観たのは、自分にとっても人生初武道館だった、「ライブ・アット・武道館1980」。当時、クラ . . . 本文を読む
H.P.ラブクラフト『アウトサイダー〜クトゥルー神話傑作選』（南條竹則編訳、新潮文庫、2022年）を読みながらの一枚。｜｜詞先：『別のセカイで生きてますヨ』「今の私はあなたからしたら異星人に見えることでしょう。昔の私とは全く違ってますから。」遥か昔に出合い、今までも、そしてこれからも再会することのない人間同士が、意識下で似たような内容の言葉を交信してる。罅割れた鏡に映る物象のように、言葉は少しズレ . . . 本文を読む
