A whiSper Of memOrieS

☬Murmure de mémoire☬

Tokyo-6

2022-06-28 | Tokyo
ここも何だかかまびすしい。鳥の鳴き声、椅子を引く音、タイプライターの打音など。一番奥で揺らめく影(人と牛?)も気になる。…駅の改札を出て、30分もあれば異界を彷徨い歩くことができる。魔都たる所以だ。|BGB:「麩枕」『陰陽師 水龍ノ巻』(夢枕獏著、文藝春秋、2021年)☞ 去年出てたのにうっかり未読だったのよ。読むうちに泣けてくる。文面から笛の音が響き出す。読後も耳元で鳴り止まず、無性に笛が吹きた . . . 本文を読む
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Tokyo-5

2022-06-22 | Tokyo
魔都の中枢・東京界隈で久々の仕事。その後、遊歩一時。いろいろな気配が忍び寄ってくるのを感じながら、微かに革靴の音を響かせる。まるで時計が止まっているかのような、などと微塵も感じなかった。それどころか、頭上の巨大な掛け時計の長針が異常な顫動をしながら、刻一刻と時間を呑み込んでいる。窓という窓からは、懐かしさが噎せ返るように差し込んでいた。後ろ髪を引かれたような気がしたのは、場の磁力のせいだったのかも . . . 本文を読む
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Hakone-7

2022-06-17 | Kanto
Tim Bownessの八月份release予定の新譜“Butterfly Mind”、会拭目以待I can’t wait!呀。アイヤー、 “Late Night Laments” 과 “Memories Of Machines”也都未聴だったさぁ。|BGB:『過剰可視化社会』(與那覇潤著、PHP新書、2022年)、『ブルシット・ジョブと現代思想』(大澤真幸×千葉雅也、左右社、2022年)☞ 두 . . . 本文を読む
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Hakone-6

2022-06-15 | Kanto
静寂な暗処は落ち着く。何か気配を感じたら話しかけてみて。勇気を出して小声で。「どうしてそこにいてはるんですか」。「ワタシ( )タダココ( )連レテ来( )レタダケ」。|『ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の絵画』(佐藤直樹監修、平凡社、2020年)|深夜。KINDZAudioのPluginを鳴らす。過激なデヴェロッパー。音の迷宮に嵌まる。精神世界の奥底まで降り着く。暫しの後、立て続けに欠伸が出、 . . . 本文を読む
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Hakone-5

2022-06-12 | Kanto
読む:対談 千葉雅也×三浦哲哉「人生のリゾーム的展開をめぐって」『群像』(講談社、2022年7月号)||所得水準が長年停滞したままのご時世に、投資せよだと…。ぶふぁ~?まずは物価高騰対策と賃上げやろ。なにが「家計は物価高許容」じゃ。勝手な勘繰りと我田引水。普段からスーパーに買い物に行く者は、多くの食品が価格は据え置きなのに、いつの間に内容量が減って(実質、値上げして)いることをよく知っている。袋詰 . . . 本文を読む
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Hakone-4

2022-06-09 | Kanto
湿生花園にて。挨拶に来てくれたので、「はいそこで止まって~。水面に顔出して~、そうそう。で、もうちょい笑って~。えっと、も少し口角上げて~。ハイ、チーズ」。(鰭でピースのリクエストはお断りされた。) . . . 本文を読む
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Hakone-3

2022-06-09 | Kanto
『よみぐすり』(坂口恭平著、東京書籍、2022年)、よみはじめる。ぶっとい切り株みたいな言葉がゴロゴロしてる。パラパラとページを捲っていたら、「継続超人」という言葉が目に留まった。当ブログは2006年から16年間、細々とつづいており、このまま許されるなら命ある限りやっていけるので、継続超人群ということにしちゃえ。|切り株のひとつに近づいてみたら、蘖(ひこばえ)が生えてた。|旅に出ると、不思議とよく . . . 本文を読む
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Urayasu-468

2022-06-02 | Urayasu
ロック、聴いてますか?|コロナ禍の長期化の「おかげ」であろう、海外アーティストの新譜がリリースラッシュで嬉しい悲鳴。初夏のような陽気の中、財布の中は不景気の兆し。下手な買い物できへん。新譜が出たばかりのKaipaと12年ぶりの新譜が待ち遠しいPorcupine Treeは必聴扱い。やはり1stがダントツにいいMicheal Schenkerやこれも初期が好きなDef Leppard、「断絶」がテー . . . 本文を読む
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