Pendragon(英)の“Love Over Fear”(2020)を聴く。これぞシンフォニック・プログレというべき傑作。プログレも長年、相当数聴いてきたため、少々のクオリティでは驚かなくなってしまったが、これは別格。久々のヘビロテ盤。Genesis中期やBig Big Train的世界観。/聴いているうちに無性に、“A Trick Of The Tail”(76’)、“Wind & Wuthe . . . 本文を読む
自分のフィルターを通して文章を書いてみることは、決して無駄ではない。たとえ、発想のきっかけは他の誰かが書いたことであっても、自分で書くことで思考をなぞっていくと、途中から話の方向がズレたり、別の結論に至ることもある。そこが自分でものを書くことの意味や楽しみではないか。|要は、堂々とマネしていいのだ。仕事も外国語も楽器演奏もマネから始まる。最初からマネすることをカッコ悪いと思ったり、真剣にマネしたこ . . . 本文を読む
影の饒舌が伸びる炎天下。||最近、『群像』『新潮』『すばる』などの文芸誌が元気。毎号ではないが、時々、買っている。一時は、軒並み廃刊になるのではと心配したが、息を吹き返してきているようで何より。あと、『図書新聞』にも頑張ってほしい。昔、定期購読していたが、そろそろまた購読したい。『週刊読書人』もまだ頑張っているよう。/コロナ発生以来、外出自粛、三密回避のため、ほとんど本屋に立ち寄っていない。新聞お . . . 本文を読む
懐かしい人には懐かしいと思うが、むかし路上観察学会というのがあった。赤瀬川原平、藤森照信、南伸坊という人たちの名前が思い浮かぶ。トマソンとか。/彼らは建築が対象なので、必ずしも一致しないが、それでも路上を観察するという視点はずっと消えない。Ota-50の写真がまさにそうだが、路上や街中には、よく観察すると、フォトジェニックなもの、「芸術的」なものが、かなり存在する。夕暮れ時、特に夕焼けが出ていれば . . . 本文を読む
今日は仰山テーマを思い付いたのでメモ。このうちどれを掘り下げて書くのかは、自分でもわからない。||①いま使ったばかりの「仰山」のように、「文章を書くときに使ってみたいが、使う機会がなかなか巡ってこない言葉がある。自然な文脈の中で早うそれらを使うてみたい」、「それはつまり言葉のほうが私が使うのを待っとるということやないの?」という楽天性(ブログ初使用)と、「外国語の新単語を覚え、どこかで使ってみよう . . . 本文を読む
元も子も、身も蓋もない(厳密には身はあるが蓋がない)死の話に立ち返ること|哲学者・中島義道氏の「コロナが終息しても人は死ぬ」(東京新聞2020年6月3日夕刊)を読む。/中島氏の著書は過去にも数冊読んだことがあるが、毎度、のんべんだらりとした考え方に、ガツンと一発鉄拳を食らわせられたような感覚になる。/(子曰くならぬ)氏曰く「百三十八億年の宇宙において自分の意志でもないのに生まれさせられ、高々百年の . . . 本文を読む