読みながら・聴きながら訊く||音楽に訊く:一柳慧「ザ・ワールド」(1975年)、Opeth「Roundhouse Tapes」(2007年)|小説に訊く:『燕は戻ってこない』(桐野夏生著、集英社、2022年)、『チェコSF短編小説集 2:カレル・チャペック賞の作家たち 』(ヤロスラフ・オルシャ・jr.編集, ズデニェク・ランパス編集, 平野清美編集、平凡社ライブラリー、2023年)|新書に訊く:『 . . . 本文を読む
過去に「この人、面白い!」と確信した物書き(学者や作家)、音楽家、芸術家およびその作品を数十年間、しぶとく追い続けていけてきたが、たくさんの感慨に包まれる。過去を振り返ると、多くの作家、アーティストならびに作品群と自分の来歴とが、強く溶けあいながら堆積している様子が見渡せる。また、それらの多くは、まるで濃厚な〇〇(ほにゃらら)のような味わいを醸しながら、いまでも私を愉しませてくれる。愉しむ中で、「 . . . 本文を読む
「現実と空想、具体と抽象、それが私であり、あなたでもあります。」「悪意や画策は、私がもっとも関心のない行動分野です。誰かを貶めることのために、一度きりの人生の時間を僅かたりとも使いたくありません。」「他人を喜ばせようとして常に技を磨き、策を練っている人は強いですよ。いつか成功しますよ。」(『呑みながら海外無名作家に訊く』(呑みながら訊くシリーズ第1弾)|写真は勤務先近くの築地のペペロンチーノ。癖に . . . 本文を読む
自問自答用紙(一部抜粋。「どちらともいえない」はない。):①「ノートや紙切れに文字を書くだけで嬉しい気分になれる。」(Yes・No)|②「文章を書くことは楽しい。」(Yes・No)|③「読書をするのが嬉しくてたまらない。」(Yes・No)||BGB:『読書をする子は○○がすごい』(榎本博明著、日本経済新聞出版、2021年)、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(石井光太著、文藝春秋、2022年)☞この2 . . . 本文を読む
『威厳がないと専らの噂です』(味有無著、しじま書杜、2023年)「LINEで渾身アドバイス」「スーパークーポンの達人」「料理本vsレシピサイト」「自信満々の落し穴」「折畳式買物袋と折畳式傘〜エコとエゴ」「便利になるAI、お留守になる脳」「片手自転車で街中を駆け巡れ」「聞き上手の悲鳴」「アンニョハセヨとシンチャオ」「Youtubeとサブスクで薄味スープになった音楽」「もうやめて人騒がせなお声掛け」「 . . . 本文を読む
最近DTM彼是。Waves「Magma Tube Channel Strip」、Frozenplain「Mirage」、Softube「Parallels」、Dowesome 「Abyss」、AAS「Masala1、2」。未だにPercussion、Ethnic、Worldという惹句に心がジャックされる。「The God Particle」にも興味津々。|さて、Ghostは来日する気はないのかしら . . . 本文を読む
ぐずぐずしていたがどうしても観なくてはならない理由ができて漸っと『すずめの戸締り』。新海誠作品を劇場で観たのは『君の名は』以来。エンドロールを見てて、韓国人、中国大陸人、台湾人、香港人の名前の多さに驚いた。尋常ではない数だ。これまでの作品で興行収益は莫大で資金も潤沢なはずだが、海外から協賛を受けているのかもしれない。どうあれ、アジアを中心とした多くの国の人々と共同で作品を作り上げていくという監督の . . . 本文を読む
電車で今日も今日とて『今日のミトロジー』(中沢新一著、講談社選書メチエ、2023年)。「ウクライナの戦争」「音楽はどこからやってくるのか」をはじめ、各文は短くとも意味深長、版型は小さくとも重厚多彩。読了したくなきゆえ遅読力を大いに揮いて候。これ、美酒をけちけち吞む所行に近しきこと也。|待読:①『小さき者たちの』(松村圭一郎著、ミシマ社、2023年)☞水俣で、すでに亡くなってしまった患者や医師の方々 . . . 本文を読む
1月はジェット・コースターな日々で、文字通り「光陰矢の如し(光陰似箭)」。で、早2月。|生活:特殊な食材が冷蔵庫に余ってしまい、救済せんと捨てる羽目になる。それは菊芋と聖護院大根で、両方とも初めて扱う食材。で、菊芋のきんぴら炒めと聖護院大根の千枚漬けを作ってみる。前者は一応うまくできた。後者は1日以上漬けておかんとあかん。どうなることやら。☞後日談。酢が強すぎで砂糖が少なかったので、砂糖ば足してみ . . . 本文を読む