shetland'A blog

スキーでの靱帯断裂の闘病記から始まって介護問題。今は趣味や日常での楽しみを記録。

タイムマシン

2016年07月08日 | 日記
2016/07/08(金)
村上春樹の本で
「ラオスにいったい何があるというんですか」という本がある。
旅行記。

ラオスという言葉に惹かれてかりたけど、本はラオスに限ったことではない。
いろんなところの旅行記である。

ぱらぱら見ていた時に、「一度だけタイムマシンに乗っていけるとしたらどこに戻りますか?」
というような文面があった。

一度だけタイムマシンに乗れるなら、老親の倒れる前に戻りたい。
自分のけがの前というより、老親が倒れる前がいい。

もう一度、やり直したい時間。
それが私の場合、介護の時間なんだな。

私の周りの人たちは十分に介護したと言ってくださる。
あれ以上は無理だと。

確かによくやったかもしれない。
ただ、戻ってやり直したいのは自分の心。
優しい心を忘れそうになった時期。
荒んだ心のあった時期。

「一度だけタイムマシンに乗っていけるとしたら?」と聞かれて、「反省すべき時期」を想像する人と「楽しくてたまらなかった時期」を想像する人。
どちらのほうが多いのかな?

村上春樹は「楽しい時間」の瞬間だった。

コメント
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