きょうは「世界新記録の日」で、1931年(昭和6年)10月27日のきょう、神宮競技場で行われた体育大会で、南部忠平氏の走り幅跳び7m98、織田幹雄氏の三段跳び15m58の世界新記録が誕生した日だとか・・・・。
現在の新記録は、1991の東京で、マイク・パウエル氏(アメリカ)の走り幅跳びが8m95と、三段跳びは、1995年にスウェーデンでJ・エドワーズ選手が樹立した18m29です。
60年~64年の間に、走り幅跳びが97cm、三段跳びが2m71もの伸びを示したのは、いったい何なのでしょうか。おそらく人々の努力と特別な人が現れ、次々と記録を破り続けた結果からなのでしょう。
一般的な少年事件では、捜査や審判の事件記録と少年の生い立ちなどに関する調査記録は少年が26歳になるまで保存すると定められていますが、最近事件の記録が「特別保存」されず廃棄されていたようで、背景には当時、「特別保存」の仕組みや要領が定まっていなかったことが原因のようです。
「特別保存」の目的は史料として活用に資するためのようですが、ならば全件について最高裁に移管し、最高裁自らが責任をもって電子データにして永久保存する制度改革が必要でしょう。
紙で記録する時代は終わり、現在では多くの記録を電子データ(文章・写真・音声など)で残すことができ、保管場所のスペースの問題はないはずです。また、「特別保存」になる少年保護事件の記録など全国でも数が限られているわけですから、むしろ、26歳という年齢の制限をしないで家庭裁判所で電子データによる記録保存も可能ではないでしょうか。