きょうから令和6年度、新しい“年度”が始まりました。3月末で任期を終え定年退職する人や、きょうから新任地で働く人たちが多くいます。
退職した人にとっては、次の生き方を決めていれば問題ないと思いますが、毎日を繰り返す必要や居場所がなく、何もしなくて済む、贅沢(ぜいたく)な時を過ごそうと思っている人が心配です。
医学が進歩し、再生医療まで発達している今日、戦争や災害がなければ平均寿命は延びて、超高齢社会となって時間を持て余す人が増えています。高齢になると「健康」「金」「生きがい」は三種の神業(かみわざ)といわれ、先の二つは何とかなるのですが、三つ目の「生きがい」を「買いそこなって」しまうのです。
買いそこなって挫折? あきらめた時から急いで「廊下?を走る」ではなく老化が始まり、体力的なものと、精神的なものが「老化(廊下)を走る」とでもいうのでしょうか。
「オレオレ詐欺」の様に、「私は大丈夫だ」と思っている人ほど陥り易く、過去の諸先輩を見てきた私は「人の生きざま」から学ぶことが多いのです。やはり、就職と同じように、それらは「人脈がものをいう」ようです。つまり、どれだけの人と関わりを持って来たかでしょう。
新幹線の中から撮影した富士山の写真 2024.3.30