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居酒屋

2024年04月07日 | 暮らし

 岡崎・美合駅前の「小料理・わかたけ」が閉店しました。閉店最後の3月30日は東京へ行っていたので顔も出せませんでした。若いころから、よく通ったものです。女将(おかみ)は私と同年代ですから、もしかしたら彼女が自分で決めた「定年」かもしれません。

 「わかたけ」の客は、一人で飲みに来る客用にカウンターが7~8席あり、二人連れで来る客も並んで椅子を利用します。テーブル席もあり多人数での利用でした。店主が客を相手するには、せいぜい8人までで、それ以上だと酒を出す、料理を作る、勘定するなど手が回らなくなるのです。

 一般的な居酒屋では一人で飲みに入れますが、大型のチェーン店で「居酒屋」と名の付く店舗へ一人で飲みに入るなど野暮なことはしません。話し相手がいない居酒屋など、つまらないものです。

             

 居酒屋を「小料理屋」「焼鳥屋」とも「おでん屋」「赤提灯」とも呼ぶ場合があります。名古屋では「お好み焼屋」「トンちゃん 屋」という看板の居酒屋さえあります。

 名古屋の居酒屋では「お通し」「口取り」「突き出し」なる一品を出す店は少ないのです。客が注文もしないで品が出て来て、料金に入っているは人気がないのです。ところが、同じ愛知県内でも岡崎の「居酒屋」では、それと称する一品が当然のごとく出て来ます。

 店側にとって、「突き出し」は昨夜の刺身の売れ残りを煮付けて出すなど、サービス品ではあるものの、結構利益が出せるのです。都会から離れると、客数が少ないので突き出しの料金でカバーしているのかも・・・・・・。

 名古屋の居酒屋では、注文の料理が出る間を持たせるために「口取り」を注文するのが普通で、注文しなければ飲み物の注文だけで「待つ」ことです。

 コロナ禍で一時は生き抜いた居酒屋も、さすがに3年という月日は長く、高度経済成長期に繁盛した店の経営者も高齢になって、姿を消すのは寂しい限りです。

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