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天からの贈り物

2024年04月22日 | 暮らし

 この数日黄沙の影響からか、遠くの景色が白っぽく霞んで見え、白内障が進んだかのような錯覚をします。屋外に駐車してある軽トラックは、夜露にぬれた上に薄っすらと微粒子が付着し、フロントガラスは拭き掃除をしなければ運転できません。

 台風や地震、黄沙も自然現象の一つで、人間の力では防ぐことができず、現在のところ被害を最小限に止めるしか方法はありません。被害を受けた場合は事実をいつまでも引きずるべきではありません。

 この逆境を、変化に富んだ人生だと考え、経験はすべて人生の可能性を無限に広げてくれる、天からの贈り物として受け入れてはどうでしょうか。

 天からの贈り物は、望んでも普通は手に入らないもの、または努力だけで手に入るとは限らないものなどを指します。また、生まれつき備わっている能力や才能などをも意味します。

   

 人の力では成しえない妖怪、誰でも一度は聞いたことがある天狗(てんぐ)は、いたずら好きで、世を混乱させたかと思えば、霊山のぬしとして威厳をもって扱われることもある不思議な存在で、恐怖の対象と同時に人々の願望が具体的に表現されたもの(姿)だと思います。

 天狗の正体は、自分の能力を過信した僧侶だそうで、大罪を犯してはいないので、地獄に落ちることはないものの、悟りを開くこともできないので、人間界に転生した空想の人だといわれます。

                         

          写真は、 設楽町津具字高笹の面の木園(標高1,240m)にある天狗像 2024年4月20日撮影

 日本を代表する妖怪・天狗は、あの世(天国・地獄)と、この世(人間界)を悟ることができずとも、形相は恐ろしげですが人への恐怖を取り去り、天からの贈り物を授けることができるのが天狗だと言われています。

 

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