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究極の和食

2024年04月18日 | グルメ

 日本人は昔ほどお米を食べなくなり、お米の消費量も年々減りつつあるそうです。しかしコンビニエンスストアで「おにぎり」は人気商品で、棚には多くの種類が並び、「おにぎり」の専門店もオープンし話題になっています。

 「おにぎり」の歴史は古く、弥生時代の古墳や平安時代の文献、江戸時代の浮世絵にも登場していて、日本初の駅弁も、学校給食も「おにぎり」だったそうです。

 この地方の和食(郷土料理)といえば、白いご飯に豆腐と油揚げの入ったミソ汁(赤ミソ)、皿に根菜類(里芋、人参、コンニャク、シイタケ)と、大きなガンモドキが煮て四つ切で皿に載せてあり、ホウレン草の おひたし、オカラの煮付け、そしてタクワンが少しずつ出ます。

 みそ汁はコンブとカツオ節で出し汁をとり、シイタケが組み合わさり、見事な「うま味」で仕上がっていて、赤ミソ、豆腐、油揚げの味を引き立てます。

           

 10年ほど前、和食がユネスコの世界 無形文化遺産に登録されました。しかし当時、子ども達が好きな料理は、カレーライス、ハンバーグ、スパゲティーで、和食は日本人の食生活の基本かと思っていましたが・・・・・。

 もちろん、私もカレーライスは好きですが、何といっても、出し汁の「うま味」から仕上がる和食にはかないません。おいしい食事は、食べるときに味そのものだけでなく匂いや食感、その場の雰囲気や体調など、多くの要因に影響されて感じます。

 和食の神髄は昆布やかつお節から採る出し汁の「うま味」で、おいしさを生む大切な役割を果たしていると思うのです。

 食べ物の甘味、辛み(塩味)、苦み、渋味、酸味など、字を見れば想像できます。ところが「うま味」となると、出し汁の深いコクと、まろやかさが決め手となり、大いに究極の和食を楽しみたいものです。

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