4月、旬の食べ物と言えば歯ごたえと香りが魅力の「竹の子」ですが、炊き込みご飯や煮物、天ぷらにして食べると美味しい食材です。私は、堀りたての「竹の子」をゆであげ、スライスして辛子と一緒に「刺身」で食べるのを楽しみにしています。
新玉ねぎも、みずみずしくて甘みが強く、代謝のアップや血液をサラサラにする効果が期待でき、ぜひ生で食べて摂取したい旬の食べ物です。
春キャベツも、冬に出回るものより葉がやわらかく、ふんわりとしているのが特徴で、生で食べるとビタミンCやキャベジンが豊富で、肌や胃の調子を整え、ぜひ食べたい食材です。
ゴボウも、血糖値の上昇やコレステロール値を抑えることができ、腸内環境も整える栄養価の高い食材と言われています。春に出回るごぼうは「新ごぼう」「春ごぼう」とも呼ばれ、きんぴらやサラダにして食べましょう。
旬の食べ物が好きならば、江戸中期の俳人山口素堂の句「目に青葉、山ほととぎす初カツオ」と、これからの季節、居酒屋やスーパーマーケットなどで「初かつお」の宣伝文字が見られます。古くから縁起が良い魚といわれており、進学や就職などのお祝いに用いられます。
カツオに相性が抜群の薬味と言えば、先述の新タマネギです。毎年春の早取りタマネギは辛みが少なく、薄くスライスして、カツオが隠れるくらい豪快に盛り付け食べるのです。初夏という季節を十分に満喫できます。