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政治の金も人しだい

2024年12月03日 | 政治

 現在の石破内閣は、野党の協力を得なければ法案や予算の成立ができない状況で、政権運営に責任を持つ立場では、各野党との合意形成を重視するのは当然のことです。

 「投票用紙は銃弾より強い」 この言葉は、皮肉にも凶弾に倒れた第16代アメリカ大統領リンカーンが残した名言です。先の総選挙で解散の火種となった政治資金問題や所得税の区切り、景気対策など、散弾銃より強い投票の結果でした。

 与野党の党首選挙を見ても、党員は何を求めて投票したかです。例えば、狙った的は外れても、撃った銃弾の品質性能から、小鳥ではなく獣(けもの)撃ちに適した銃弾だったため、党首に採用されたようなもの・・・・・。

 経営の神様と言われた、かの有名な松下電器(現パナソニック)の創業者・松下幸之助氏の言葉「企業は人なり」を「政治は人なり」と、もじってみました。

 企業経営にとって何が一番大切かと言われたら、間違いなく「人」でしょう。幸之助氏は従業員を前に「松下電器は何を作っているのか」と聞かれたら「松下電器は人をつくる会社です。併せて電気製品も作っています」と、こう答えなさいと・・・・・。

 この世で何より大切なことは人であり、人こそ宝です。なかには金が大切という経営者もいますが、金で買えるものは、他でも簡単に手に入れることができ、一時的な競争で優位になっても、長続きするものではありません。

 経営改革や政治改革をしようとしたら、人を変えるかルール(仕組み)を変えるかでしょう。同時に変えればよいのですが、実際にはそう簡単ではありません。

 今回の総選挙結果で、石破首相は自分が目指す仕組みで変えるようですが、根底には、つかさどる人もこれで良いのかと、問う必要があると思います。

 そこで、改めて「政治も人なり」ではないかと・・・・・。

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