
V・ファーレン長崎U-18のキャプテン・五月田星矢選手の来季トップチーム昇格内定が発表されました。
【五月田 星矢選手新加入内定のお知らせ】
— V・ファーレン長崎 公式 (@v_varenstaff) September 17, 2020
V・ファーレン長崎U-18所属の #五月田星矢 選手が、2021シーズンよりトップチームに新加入することが内定しました。
長崎県出身で、V・ファーレン長崎アカデミーで育った五月田選手に、より一層のご声援をお願いします!https://t.co/xofbbJcXko#vvaren pic.twitter.com/N3XR8pLhbF
これでユースからの昇格は歴代3人目となります。

私が五月田選手を初めて見たのは3年半前のU-15の3年生の春。
そのときはもう10番をつけてキャプテン。ボランチで中心選手でした。

当時から高く評価されていたのはわかりましたが、彼の良さというのは私のような素人目にはなかなか難しく、理解するのに時間がかかったのも覚えています。
【ゴール動画】
— V・ファーレン長崎アカデミー(非公式) (@vvnacademyfan) October 7, 2017
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V・ファーレン長崎U-15
(vsブレイズ熊本)
10五月田星矢選手のフリーキック直接ゴール#vvaren_u15 #vvaren pic.twitter.com/Bk4ijthzIP
そんな中でもこのようにフリーキックを直接ゴールするなど、印象に残るプレーも見せてくれています(動画撮ってて良かったー!)
ちなみにこれはU-15が過去唯一九州リーグで戦った年ですが、初めての九州リーグにレベルの高い相手ばかりでなかなか勝てず、県リーグに降格してしまいました。キャプテンとしても大変だっただろうなと思います。

そのままU-18に昇格。1年生時から1stチームのレギュラーとはいきませんでしたが、Jユースカップ1回戦では決勝ゴールを決めて勝利に貢献。
ムラさんが指導する2ndチームでは、しっかり定着してプレー。
翌1月、つまり昨年には手倉森監督新体制のトップチームのキャンプに参加。2種登録となります。

昨年はボランチとして1stチームのスタメンに定着し、プリンスリーグで経験を積みます。

九州クラブユース(U-18)選手権では、サガン鳥栖との決勝で逆転ゴールをアシストし、優勝に貢献。全国大会も経験しました。
その上で、彼の良さを改めて考えてみると、周りの状況を把握しながらスペースを見つけてポジションを取ってボールを受け、動かし、運ぶ。ボールの奪いどころと奪い方がわかっている。そこからラストパス、シュートまで行ける。セットプレーのキックも正確。といったところでしょうか。今年のチームではセンターバックで起用される場合もあって、その辺りがまた戦術理解度の高さをのぞかせます。

3年生となりキャプテンの今年は、コロナ禍の中で思うように試合が出来ず、不安もあっただろうと思います。
ただ、トップチームの練習に呼ばれているのは聞いていましたし、2種登録そしてトップ昇格内定。本当に良かったです。
もちろん、これはゴールではなくスタートですし、本人もわかっていると思います。
しかし、私はわかります。ここまでの道程が簡単なものではなかったことを。彼の努力や周りの人々のサポートがあったからこそということを。
ユースから直にトップチームに昇格出来る(高卒でプロになる)ことが、いかに狭き門で難しく、凄いことかということを。
今までトップ昇格候補と言われながら上がれずに悔しい思いをした選手が何人もいたことも。
だから私は言います。
おめでとう!!!




