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令和5年度 第102回 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会 準々決勝 長崎総大附 - 創成館▪小嶺イズムを感じさせる総大附が完勝

2023-11-01 21:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)
令和5年度 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会は10/28に3回戦、10/29に準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。

3回戦結果
国見 3-0 佐世保実業
諫早商業 4-1 長崎北
長崎南山 2-1 鎮西学院
長崎日大 5-1 大村工業
海星 2-0 佐世保工業
九州文化学園 3-0 瓊浦
創成館 5-0 長崎工業
長崎総大附 10-0 島原

準々決勝結果
国見 4-0 諫早商業
長崎日大 5-1 長崎南山
海星 2-0 九州文化学園
長崎総大附 5-1 創成館


私は島原市営平成町人工芝グラウンドで開催された準々決勝の総大附-創成館、日大-南山を観戦しました。

日大-南山についてはこちら。

令和5年度 第102回 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準々決勝 長崎日大-長崎南山▪日大が駆け引きに勝って完勝 - 長崎ぺんぎん日和

令和5年度全国高校サッカー選手権大会長崎県大会は10/28に3回戦、10/29に準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。3回戦結果国見3-0佐世保実業諫早商業4-1長崎北長崎南山2...

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10月29日 10:00
長崎総合科学大学附属 5(2-0/3-1)1 創成館
得点者
17分 オウンゴール(総大附)
40分 7 金城 琉煕(総大附)
58分(後18分)9 西 咲人(創成館)
66分(後26分)18 尾島 栞蓮(総大附)
71分(後31分)11 甲斐 智也(総大附)
40+3分(後80+3分)18 尾島 栞蓮(総大附)


スタメンとフォーメーション。
創成はMF10篠原太希(3年/アビスパ福岡U-15)がベンチスタート。端から見ても彼は中心選手なので、ここでスタートから使えないのは負傷を抱えているのかなと。


立ち上がりから蹴り合い。ファーストもセカンドも総大附が優位に立ち、素早くサイドに展開してクロスという場面が目立ちます。前からのプレスでもリトリートでもしっかりコンパクトな陣形を保ち、奪ったら素早く押し上げる。2トップと両サイドの4人は特に運動量が求められますが、献身的な走りとポジショニングで切り替えの速いサッカーを支えます。このあたりは小嶺イズムを強く感じさせられました。

創成はなかなか前進出来ず、出来たとしても単発に終わり、総大附のサッカーが展開されます。創成は後ろから繋ぐそぶりを見せなかったのは10篠原の不在も関係しているのかどうか。

そして17分、総大附先制。16平山零音(3年/大師中)のコーナーキックを創成の選手が触り、オウンゴール。


創成は飲水明けに10篠原を投入。やはり、彼がいるとセカンド回収と配球が違いますが、それでも流れを変えるまでには至らず。

攻め立てる総大附は28分、右サイドでキープした11甲斐智也(3年/別府FCミネルバ)がオーバーラップした15市丸夢人(3年/サガン鳥栖U-15唐津)に落とし、クロス。ニアに走り込んだ9坂本錠(2年/川中島中)が合わせるも、これはGK正面。


 
流れは総大附のまま後半40分、中盤で奪った10宇土尊琉(2年/有明中)が持ち運び右サイドへ。11甲斐がクロスを上げると、中の14福島文輝(3年/長崎南山中)がヘディング。これはポストに嫌われるも、詰めていた7金城琉煕(3年/ヴィクサーレ沖縄)が頭で押し込み、2-0。

総大附が優位に試合を進めて前半終了。


しかし、後半はこのままでは終われない創成が力を発揮。一番大きいように見えたのは球際で負けないようになったことと、落ち着いてボールを繋げるようになったこと。


 
後半5分、創成は左からのクロスを逆サイド11今福海理(3年/サガン鳥栖U-15)がシュート。これは総大附GK12山口海翔(3年/FCマリーゴールド天草)がセーブ。


ただ、流れは創成に傾いたとまでは言えない雰囲気で、13分。総大附は14福島のポストプレーから後半から左SHに入っていた18尾島栞蓮(3年/宇治FC)がカットインしてシュートはブロックにあい、さらに13大屋麻尋(3年/サガン鳥栖U-15唐津)のシュートは創成GK1力竹誠希(2年/佐々中)の正面。

それでも慌てず落ち着いてボールを繋ぐ創成も前半途中から入った27渡辺翼(3年/長崎レインボーFC)が左足ミドルを狙うも外れます。


そして、後半18分、創成。ビルドアップから右サイド11今福へのロングフィードを起点に、22山道明歩(2年/V·ファーレン長崎U-15)、インサイドの10篠原と渡り、左足クロスを後半から入っていた9西咲人(3年/キックスFC)が頭で合わせて1点返します。

この後半立ち上がりから20分くらいまでに見せた、ボールを握って左右に揺さぶりながら縦に差し込んだり、サイドに大きく展開したりというのが創成が本来やりたいサッカーなのかなというのは感じました。


しかし、26分には総大附が3点目。中盤の奪い合いに勝った総大附は一旦後ろの16平山へ。前半からボールを持つと逆サイドに斜めのロングボールを入れていた16平山でしたが、ここでは同サイドの創成WBの裏が空いているのを見つけるとそこに浮き球のパス。走り込んだ18尾島が仕掛けてシュートを放つと、創成の選手の手に当たりPK。これを18尾島が決めました。


これで流れは再び総大附に。後半31分にはカウンターから18尾島の左からのサイドチェンジを右サイド11甲斐が収め、そのままGK頭上に豪快に決めて4点目。

さらに後半40+3分には再び18尾島のカットインからのボールが創成のハンドでPK。またも18尾島が決めて5-1。



3点目と5点目のPKの動画。


総大附が準決勝進出。
正直、ここまで点差がつくのは意外でした。しかし、昨年このラウンドで鎮西学院に敗れている総大附のサッカーからは今年は獲るという意志を感じさせられました。

創成は毎年選手権には仕上げてくるチームだったので、今年はいつものソリッドさが感じられず、ここで終わってしまうのは残念です。しかし、2年生1年生は力を見せていると思うので、また新人戦を楽しみにしています。



準決勝
11月5日(日)@トランスコスモススタジアム長崎
11:00 長崎総大附 - 海星
14:00 国見 - 長崎日大




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