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ピアノのお嫁入り

2006-11-10 | 日々の出来事
蓋を開けようとすると硬くてなかなか開かない。
もう何年も開いていない、誰か使ってくれる人を探そう。
ネットで運搬業者を検索した。
ピアノの製造番号、型番、メーカーの記入欄があったので
全て記入して送信してみた。運搬費だけ負担してくれれば
ありがたいな~と思っていた。

翌朝、ヤマハの下請け業者から電話が、「85000円で
いかがですか?」「え~売れるんですか?結構です」と驚きながら承諾。
すると、明日銀行に振り込むと口座を確認してきた。

「実物を確認しないでお金を振り込んでくださるの?」半信半疑で口座を教えた。
翌日お金は振り込まれていた。
これがネットと言う物なのね。狐につままれたような話。


     ピアノの上を整理し、きれいに磨きをかけて、運び出されるのを待つ。
     何だかちょっぴり寂しい。
             

屈強な男性二人、いとも簡単にピアノを持ち上げて台車に乗せた。


             ローカから玄関のたたきに出るには段差があるため、
             肩で担いで下ろした。
                  

       車に乗せられていよいよ出発。

きっと綺麗に再生されて、どこかの家庭で幸せな音を奏でてくれるでしょ。
子どもの頃の娘達の姿が目に浮かぶ。

さよなら~35年間ありがと~ 


              汚い!埃と汚れがこびり付いていた。
          綺麗に床を磨いて、さて、この空間を何で埋めようかしら?