われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

真人幼稚園の先生方が選ぶ絵本・7月の絵本

2011-07-20 17:00:00 | Weblog

真人幼稚園の先生が選ぶ絵本

7月の絵本

 

 皆さんこんにちは! 明日はいよいよ終業式、長いようで短い一学期が終わろうとしています。

 さて、夏といえば読書! 長い休暇を有効に使って、子どもたちにも大好きな絵本にじっくり親しんでもらいたいと切に願っています。

今年度も担任11名と教務主任・鎌田、園長、の13名で年間3冊ずつ、まだ園の図書に収められていない絵本や図鑑、詩集など、知られざる名作、珍作、快作(怪作?)を新たにリサーチ、発見・発掘!購入して、子どもたちに読み聞かせたり、保護者の皆様にもご紹介していこうという試みを実施してまいります。

休日などを利用して本屋などへ足を運び、思い思いの一冊を選んで買ってくると、まずは職員朝会の時間などを使って職員同士で紹介し合い、実際に読み聞かせをし合います。短い時間ながら、これが誠に有意義な朝のひと時であり、一日のスタートラインであり、実のある大切な研修にもなっていて、元気に登園してくる子どもたちを清々しい心持ちで迎えることができます。今月7月はその記念すべき第一回目ということで、すでに園内では子どもたちにもこれらの本の読み聞かせをいたしました。

さあ、今月はどんな楽しい本が選ばれたのでしょう? ここで選者である各教諭のブックレビューを添えて皆様にもご紹介したいと思います。どうぞ絵本選びのご参考になさってください。園の図書コーナーに「先生たちが選んだ今月の絵本コーナー」を設け、そちらに実物を展示しますので、興味のある方はぜひ手に取ってご覧になってみてください。

 

(今日の一枚は、一学期末のわかば組メンバー10名で記念に撮った一枚です)

                                                                                                                         

 

『しげちゃん』 

室井滋 作・長谷川義史 絵 金の星社 

(長谷川繭子先生のレビュー)

この絵本は女優・室井滋さんが自分の名前に悩んだ幼い頃の思い出や名前の由来、気持ちの変化を描いた絵本です。私は職業柄、いろいろな名前に出会い、由来を知る機会がありますが、名前には親からの願いやたくさんの愛情が込められていると感じます。この絵本に出会ったことをきっかけに、自分の名前に興味を持ってもらいたいですし、自分の名前をもっともっと好きになってほしいと思います。ぜひ手にとって読んでみてください。

 

 

『ぼく、だんごむし』

得田之久 文・たかはしきよし 絵 福音館書店

(石橋実季先生のレビュー)

真人幼稚園の子どもたちが大好きなだんごむし!「じつはだんごむしは虫ではなくエビやカニの仲間」「コンクリートや石を食べる」「脱皮した皮の半分は食べてしまう」・・・など、この本には意外にも知らなかっただんごむしの生態がわかりやすく描かれています。文章はだんごむしが自己紹介をするように読み手に語りかける口調で書かれているので、とても読みやすく、だんごむしが可愛らしく感じられてきます。虫好きなお子さんはもちろんのこと、大人も「なるほど!」と勉強になる今の季節おススメの一冊です。

 

 

『もぐらバス』 

佐藤雅彦 ・うちのますみ 作  偕成社

(小出沙那恵先生のレビュー)

 みんなが住んでいる町の地面の下には人に知られていない町があります。そこには・・・もぐらの建設会社が掘ったぐねぐね伸びる小さなトンネル。そのトンネルを行ったり来たりしているのが「もぐらバス」です。「つぎは~ものおきのした1ちょうめ~」ともぐらの運転手の元気の良いアナウンスが流れ、今日ももぐらバスはお客さんを乗せて走ります。ところが、そんなもぐらバスの運転をじゃまするものが・・・!?いったい地面の下の平和な町はどうなってしまうのでしょうか?!

 ユーモアあふれる絵と、ひとつひとつの言葉達。動物たちが住む町を舞台に繰り広げられる動物たちともぐらバスとの、温かくてフフっと笑みがこぼれてしまうようなとってもほのぼのとしたストーリー。NHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」の制作を手掛ける二人による、子どもから大人まで楽しめる一冊です。

 

 

『おしくらまんじゅう』 

かがくいひろし 作  ブロンズ新社

(原亜里沙先生のレビュー)

この絵本にはピンクと白のかわいらしいおまんじゅうが登場します。まんまるのおまんじゅうにあるものがはさまれて「おしくらまんじゅう♪」をするというお話なのですが、この「あるもの」が面白いのです!!「おしくら〇〇、おされてぎゅ~おされて・・・♪」の歌に合わせ次は何が出てくるのかなとワクワクしてしまう。そんな一冊です。

 

 

『いたずらラッコとおなべのほし』

神沢利子 文・長新太 絵 あかね書房

 (佐藤美樹先生のレビュー)

北の海に住むいたずらラッコのロッコが主人公のお話です。いつもはいたずらばかりしているロッコはお母さんやおじいさんに「いたずらばかりしていると天の大男につかまえられてスープにされちゃうよ!!」とおどかされています。そんな話を全然信じていないロッコでしたが、ある日、仲良しのレッコと一緒に仲間たちから離れておいしいウニを探していた時です。突然、海全体がぐらぐらと揺れたかと思うと、天から降りてきた稲妻のように光る大きなお鍋が海の水ごと二匹をすくいあげてしまいました!!さあ、二匹はどうなるのでしょうか?!

 ロッコのハラハラ・ドキドキの冒険ストーリーはもちろんですが、ラッコの生態、星座にも物語を通して興味が広がる一冊です。作者の豊かな言葉遣いもこの作品の魅力だと思います。海や星空を眺める機会が多いこの季節に読んでいただきたい一冊です。

 

 

『ヤカンのおかんとフトンのおとん』

サトシン 作・赤川明 絵 校成出版社

 (吉田ひろ子先生のレビュー)

 新潟市在住の絵本作家サトシンさんの作品です。関西弁の語り口調で展開されるお話はとってもユーモアがあり、思わず笑ってしまいます。大人が読んでも大事なことを思い出させてくれて、楽しめる絵本です。言葉あそびを楽しみながら絵本の読み方にもひと工夫加えてみるとより楽しめると思いますよ!ぜひ手にとってご覧になってみてください。

 

 

『コックのぼうしはしっている』 

シゲタサヤカ 作  講談社

 (立川紗織先生のレビュー)

 「まないたにりょうりをあげないこと」に続くシリーズの絵本です。今度はうそつきコックが主人公。いつもみんなをだましてウソばかり。ですが、そんなコックをずっとそばで見ていたのがコックの帽子です。ユーモアのあるウソに思わず笑いながらもやっぱりウソはいけないと感じさせられたり、コックと帽子の姿から、悪いことをする自分をいつも誰かが見ている、それは自分自身なのではと考えさせられる一冊です。

 

 

『でこちゃん』 

つちえのぶこ 作   PHP研究所

 (佐藤亜希子先生のレビュー)

 お子さんの前髪を切りすぎてしまい、ちょっぴり後悔してしまったことはありませんか? この絵本はお母さんに前髪を短く切られてしまい、「もうどこにも行きたくない」と気にするてこちゃんという女の子のお話です。そんなてこちゃんにお姉ちゃんが素敵なおまじないをすると・・・、あれあれ!てこちゃんはあっという間にご機嫌に!さて、どんなおまじないをしたのでしょうか? ユーモアがたくさんつまった、共感できるおすすめの一冊です!!

 

 

『あいうえおばけのおまつりだ』 

うえのあきお 文・美濃瓢吾 長崎出版

 (高橋沙季先生のレビュー)

 いうえおばけがあつまって、きくけこんやはおまつりだ。しすせそらにはあやしげな、ちつてどくろがとびまわる。にぬねのはらにのびがはい、ひふへほんとにこわいよる。

 いうえお順で数々のおばけが紹介されています!

 ままで見たことのないおばけがぞろぞろ出てくるよ!

 う~んといっぱい会えるといいね!

 ほんを読んだあとには・・・、

 ばけが後ろにいるかもしれないよ~。

 

 

『たまごにいちゃん』  

あきやまただし 作・絵  すずき出版

 (三冨奈津美先生のレビュー)

 「はなカッパ」でおなじみの、あきやまただしさんの作品です。いつまでもいつまでもたまごのまんまでいたい、たまごにいちゃん。だって赤ちゃんは何をしてもおこられないし、いつもお母さんから抱っこしてもらえるから…。そんな、子どもたちも共感できるお話です。シリーズ化されていてこの作品が第一作目になります。一度読むと他のシリーズが気になってついつい本屋さんへ行ってしまう。子どもたちも大好きな絵本の一つです!!

 

 

『がまんのケーキ』  

かがくいひろし 作   教育画劇出版

 (佐々木雅代先生のレビュー)

 かがくいひろしという作家さんの名前と「がまんのケーキ」という題名を見ただけで早く中を開いてみたいという気持ちにさせられて、すぐに手に取ってしまった絵本です。お話に登場するのは「こいたろう」と「かめぞうさん」と「けろこさん」の三匹なのですが、この三匹の関係は何?どうして一緒にいるの?(え?!ルームシェアしているの?)などと気になりながらもこいたろうとかめぞうさんの会話に引き込まれてしまうのです。けろこさんがいないあいだに二人でケーキを食べてしまおうか、我慢しようか?というところが最大のポイントなのですが・・・。二人は我慢できたのでしょうか?そして大トリは最後に登場するけろこさんの美しくうるんだ表情です。

 

 

『コンビニエンス・ドロンパ』

富安陽子 文・つちだのぶこ 絵  童心社

 (鎌田千秋先生のレビュー)

 誰もが一度は立ち寄ったことのあるコンビニエンス・ストア。何と真夜中にオープンするおとわ山にある「コンビニエンス・ドロンパ」は店員さんもお客さんもおばけという驚きのお店です。この店で売っているものをよく見てみると、何とも恐ろしいものばかり。さて、そんなお店にやってきたどろぼうイタチが店の中で見たものとは一体何でしょう?登場人物(おばけ)のユニークさと、一見身近なコンビニエンス・ストアでありながら別世界へと引き込まれていく絵や文章の楽しさが私はとても気に入っています。どうかご家族みなさんでおばけの世界をのぞいてみてください

 

 

『くうき』  

まど・みちお 詩  ささめやゆき 絵   理論社

 (園長のレビュー)

百歳の現役詩人、まど・みちおさんの最新絵本。すごい。詩の言葉はすごい。すごい詩の言葉を書き続ける百歳はすごい。堂々と自分の足で立つまどさんと、まどさんの言葉たち。この絵本に出会って震災から受けたショックが少しずつ和らいでいくのを感じている。

 

 

 

「今日の一枚」

 一学期終業式の日、わかば組メンバー10名で記念に一枚!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする