穏やかな日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか。
園庭ではいま、柿や姫りんごやイチジクや花梨などが実をつけ、子どもたちはそれをもぎ取ろうとしてあれやこれやと様々な方法を編み出しています。一番手っ取り早いのはみんなで木をゆするというものですが、中にはどこかから見つけてきた棒切れで取ろうと片手に持ち目一杯背伸びしてみる者がいたり、するすると器用に木登りしてあと一歩で手の届きそうなところまで行ってしまう者がいたりと、実に様々であります。『2001年宇宙の旅』というキュブリックの古いSF映画の冒頭に類人猿が人類の歴史上はじめて「道具」というものを手にする瞬間をイメージした印象的なシーンがありますが、木になったこれらの果実たちを必死に取ろうと工夫するこの子どもたちを見ていると、人類の壮大なる進化の過程を垣間見る思いがいたします。
人類の英知はこんな些細な日常の中で磨かれ、鍛え抜かれてきたのでしょう。たぶん。
さて、10月も後半にさしかかり園内は真人祭に向けた作品制作一色となっています。年少組はお面やおみこし作りが始まっています。年中組は紙粘土制作。年長組は恒例の木工制作。設計図を書くところから始まり、先週今週と一斉保育だけでなく自由時間も使ってじっくりと作品に取り組み、大変な集中力で制作を行っています。そんなわけでこの頃は一日中かなづちで釘を打つ音が園内に鳴り響いているわけですが、私たちスタッフにとってはこれは本当に楽しみな、嬉しい音なのであります。
トントンかんかん、とんとんカンカン。
つまりこの音は年長の子どもたちがこの園で何がしかの時間を私たちとともに暮らすうちに、いま名実ともに真の年長児として立派に育ったのだということを、高らかに宣言しているのです。われらしんじんの子どもたちを代表するにふさわしい、立派な年長児となったことを象徴しているのです。
今年の子どもたちも集中した時間の長さに比例して、ひとつひとつがとてもしっかりしたものになってきているように思います。見事な大作となりそうなものもあり、完成が楽しみなところであります。保護者の皆様もどうぞお楽しみになさってください。
10月の光と風のなか、子どもたちは充実した毎日を過ごしております。
【今日の一枚】
先日おこなわれたきいろ組の研究保育でのひとコマ。この研究保育は全クラスが毎月順番に行っているもので、重要な園内研修のひとつであります。この日は劇ごっこで『ももたろう』をみんなでやりました。
園庭ではいま、柿や姫りんごやイチジクや花梨などが実をつけ、子どもたちはそれをもぎ取ろうとしてあれやこれやと様々な方法を編み出しています。一番手っ取り早いのはみんなで木をゆするというものですが、中にはどこかから見つけてきた棒切れで取ろうと片手に持ち目一杯背伸びしてみる者がいたり、するすると器用に木登りしてあと一歩で手の届きそうなところまで行ってしまう者がいたりと、実に様々であります。『2001年宇宙の旅』というキュブリックの古いSF映画の冒頭に類人猿が人類の歴史上はじめて「道具」というものを手にする瞬間をイメージした印象的なシーンがありますが、木になったこれらの果実たちを必死に取ろうと工夫するこの子どもたちを見ていると、人類の壮大なる進化の過程を垣間見る思いがいたします。
人類の英知はこんな些細な日常の中で磨かれ、鍛え抜かれてきたのでしょう。たぶん。
さて、10月も後半にさしかかり園内は真人祭に向けた作品制作一色となっています。年少組はお面やおみこし作りが始まっています。年中組は紙粘土制作。年長組は恒例の木工制作。設計図を書くところから始まり、先週今週と一斉保育だけでなく自由時間も使ってじっくりと作品に取り組み、大変な集中力で制作を行っています。そんなわけでこの頃は一日中かなづちで釘を打つ音が園内に鳴り響いているわけですが、私たちスタッフにとってはこれは本当に楽しみな、嬉しい音なのであります。
トントンかんかん、とんとんカンカン。
つまりこの音は年長の子どもたちがこの園で何がしかの時間を私たちとともに暮らすうちに、いま名実ともに真の年長児として立派に育ったのだということを、高らかに宣言しているのです。われらしんじんの子どもたちを代表するにふさわしい、立派な年長児となったことを象徴しているのです。
今年の子どもたちも集中した時間の長さに比例して、ひとつひとつがとてもしっかりしたものになってきているように思います。見事な大作となりそうなものもあり、完成が楽しみなところであります。保護者の皆様もどうぞお楽しみになさってください。
10月の光と風のなか、子どもたちは充実した毎日を過ごしております。
【今日の一枚】
先日おこなわれたきいろ組の研究保育でのひとコマ。この研究保育は全クラスが毎月順番に行っているもので、重要な園内研修のひとつであります。この日は劇ごっこで『ももたろう』をみんなでやりました。
さる10月11日(水)には新潟県私立幼稚園協会と県内公立幼稚園の連盟とが合同で行う教育研究大会が今年度は上越市を会場に盛大に行われました。当園からは理事長と私が出席してまいりましたが、充実した内容の素晴らしい研究会でありました。
(写真は午後の全体会で多数の永年勤続者を代表して表彰を受けられた、新潟市のゆたか幼稚園長・佐藤一郎先生)
(写真は午後の全体会で多数の永年勤続者を代表して表彰を受けられた、新潟市のゆたか幼稚園長・佐藤一郎先生)
午前中は上越市内にある「たちばな春日幼稚園」さんの公開保育に参加させて頂きました。子どもたちが生き生きと活動していて、とても良い保育を拝見することが出来ました。理事長・園長先生をはじめ諸先生方にはご準備から当日の運営に至るまでさぞご苦労なさったことと思います。実り多き大会をありがとうございました。
(写真は年少組の子どもたちの様子です)
(写真は年少組の子どもたちの様子です)
皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
秋の深まりとともに朝晩めっきり寒くなってきましたが、体調管理にはくれぐれもご留意ください。
さて、今日は全園児を対象にした歯科指導が行われ、きちんと歯を磨くことの大切さや正しい歯の磨き方などを市から派遣された歯科衛生士の皆さんに教えていただきました。子どもたちはそれぞれ自分の歯ブラシを持ち、運動場に集まって、真剣に講習を受けておりました。歯をきちんと磨く習慣はご家庭での毎日の指導がとても大切であるといわれています。園でも指導を徹底してまいりますので、引き続きご指導を宜しくお願いいたします。
歯科指導のあと、今日はなんと消防自動車が園へやって来ました。園のすぐ近くにある、東消防署駅南出張所からやってきたタンク車(昔はポンプ車といいましたね)が4名のかっこいい消防士さんを乗せて颯爽と現れると、子どもたちは大興奮。年長組の子どもたちにお話をしてくださったり、車両の中に乗せてくださったり。真人祭の作品作りのために年長組がお呼びしたものですが、実物の消防車の迫力に子どもたちも大喜びで、熱心に写生に取り組んでおりました。どんな絵が出来上がるか楽しみなところですね。
駅南出張所の消防士の皆さん、忙しい任務の合間を縫ってわざわざ園までお越し頂き、ありがとうございました。
秋の深まりとともに朝晩めっきり寒くなってきましたが、体調管理にはくれぐれもご留意ください。
さて、今日は全園児を対象にした歯科指導が行われ、きちんと歯を磨くことの大切さや正しい歯の磨き方などを市から派遣された歯科衛生士の皆さんに教えていただきました。子どもたちはそれぞれ自分の歯ブラシを持ち、運動場に集まって、真剣に講習を受けておりました。歯をきちんと磨く習慣はご家庭での毎日の指導がとても大切であるといわれています。園でも指導を徹底してまいりますので、引き続きご指導を宜しくお願いいたします。
歯科指導のあと、今日はなんと消防自動車が園へやって来ました。園のすぐ近くにある、東消防署駅南出張所からやってきたタンク車(昔はポンプ車といいましたね)が4名のかっこいい消防士さんを乗せて颯爽と現れると、子どもたちは大興奮。年長組の子どもたちにお話をしてくださったり、車両の中に乗せてくださったり。真人祭の作品作りのために年長組がお呼びしたものですが、実物の消防車の迫力に子どもたちも大喜びで、熱心に写生に取り組んでおりました。どんな絵が出来上がるか楽しみなところですね。
駅南出張所の消防士の皆さん、忙しい任務の合間を縫ってわざわざ園までお越し頂き、ありがとうございました。
みなさん、いかがおすごしですか。
このところ毎日のように、年長組の子どもたちがクラス対抗長縄跳びの練習を行っています。帰りの支度をしたあとのわずかな時間を利用していますが、どのクラスもよく集中して、しかも大きな声で人数を数えながら、大変な熱気とパワーで練習しています。この長縄跳びはご存知のように一度に何人入れるか?ということを競うものなので、クラス意識や対抗意識、挑戦意欲などがどんどん目覚め、湧いてくる年長児たちにとってはまさにうってつけの縄跳び種目なのであります。
「せんせい、きょうはねえ、○○人入ったよ!」などと、毎日のように誰かしらが嬉しそうに報告に来てくれます。明後日はいよいよその成果を試す年長組のなわとび会が行われますが、今年はどんな記録が出るか私も楽しみにしているところであります。
子どもが一人で黙々と跳ぶ姿も美しいものですが、みんなで心をひとつにしようと懸命になって長縄跳びする姿にもまた、深く心を打たれます。保護者の皆様もどうぞお楽しみに。
跳べ、力の限りに、しんじんの子らよ!
【今日の一枚】
運動場に3クラス全員が出て長縄跳びの練習を行う年長組。並んでやるのでいやおうなく刺激され、触発される。
このところ毎日のように、年長組の子どもたちがクラス対抗長縄跳びの練習を行っています。帰りの支度をしたあとのわずかな時間を利用していますが、どのクラスもよく集中して、しかも大きな声で人数を数えながら、大変な熱気とパワーで練習しています。この長縄跳びはご存知のように一度に何人入れるか?ということを競うものなので、クラス意識や対抗意識、挑戦意欲などがどんどん目覚め、湧いてくる年長児たちにとってはまさにうってつけの縄跳び種目なのであります。
「せんせい、きょうはねえ、○○人入ったよ!」などと、毎日のように誰かしらが嬉しそうに報告に来てくれます。明後日はいよいよその成果を試す年長組のなわとび会が行われますが、今年はどんな記録が出るか私も楽しみにしているところであります。
子どもが一人で黙々と跳ぶ姿も美しいものですが、みんなで心をひとつにしようと懸命になって長縄跳びする姿にもまた、深く心を打たれます。保護者の皆様もどうぞお楽しみに。
跳べ、力の限りに、しんじんの子らよ!
【今日の一枚】
運動場に3クラス全員が出て長縄跳びの練習を行う年長組。並んでやるのでいやおうなく刺激され、触発される。