手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

ニワトコで金沢ランチ

2015年01月26日 | 旅行

雨があがった午後 

金沢でランチをするべく尾張町をブラブラ。 

食事と喫茶 ニワトコさんをみつけた。 

昭和初期の長屋の真ん中にある店、週替りのランチとあるので注文。

店内の写メは禁止されているので、メモで説明。 

・イカと里芋の生姜あん(薄味だが出汁の旨みが里芋の甘さとマッチ!)

・大根の柚子味噌(柔らかく炊いた大根に柚子のアクセント)

・ひじき(あっさりした甘みなのでもっと欲しくなる)

・キウイフルーツ

・ご飯+味噌汁(もちろん白米ではありません)

ニワトコジュースというカリンのようなドリンクもいただく。

しっかりした甘さに感じるけれど、後味がスッキリした飲み物。

ニワトコはエルダーフラワーと言い、ハリーポッターとダンブルドア校長が使用していた杖の素材。 

何か素敵な魔法にかかれるかもしれない。

ニワトコから近い東出珈琲さん。 享保6年に市場が移ってきて出来た近江町市場の一角にある。

行きたかったけれど目の前で断念。 ゆっくり出来る時間がなかった。

オシャレではあるがカフェという感じではなく、珈琲店というイメージがピッタリの店舗だった。 

ふふふ。 ニワトコさんで見つけた、まるでタモリさんのやっているお店の名刺。

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3代藩主の文化奨励政策の成果である金沢工芸。

前田家が豊臣恩顧の大名・五大老であったこともあり、家康から目をつけられていた。

文化奨励策は江戸幕府からの警戒を逸らすためかと言われているが

もしそうだったとしても、今につながる工芸・美術・デザインの土地となったのは

金沢の方々の素地があったのかとも思える散策だった。


金沢で古い建物を見つける遊び

2015年01月25日 | 旅行

金沢の橋場から尾張町界隈は古い建物が目白押し。 

まずは、昭和5年に建てられた三田商店。

正面玄関の脇には石の突起物があり、下駄底の雪を落とすためのモノだそう。 

セメントや瓦の問屋さんの古い看板も年代を感じる。 

天保14年創業の自然塗料専門店、森忠商店。

2階建ての木造に不思議な3階部分が乗っているのが珍しい。 

2階部分の格子が古い店舗の形をとどめている。 

漢方薬香類・黒田永一商店

石黒傳六家 建物は嘉永5年(1852)。

2階壁面は白漆喰塗で塗りごめ虫籠窓。

明治40年に金沢貯蓄銀行として建てられた町民文化館。

外観は黒漆喰仕上の塗篭土蔵造り、建物の中は白漆喰仕上の和洋折衷となっている。

近江町で見つけた「うだつ」 ここにも左官のオシャレ心がある。 

古い町並みでもしっくり馴染んでいるピンクの建物。 

窓枠の周りにはコンクリートの装飾。 

もう営業が終了しているらしい能村屋舗。

コーナーを上手く利用して角切りされた部分に看板とショーウィンドー。

ウィンドーの足元は懐かしい緑色のタイルが健在だった。

屋上にも出られるようになっているのか?手すりが乗っている。

とにかく建物自体がかなりな迫力。

金沢は近江町エリアだけでなく少し脇道にそれても見ごたえのある建物が沢山あり、ブラブラと歩くだけでも楽しい街だった。


金沢は美術の街

2015年01月24日 | 旅行

朝から雨の金沢

犀川をバスの車窓から撮影。  しっとりと銀鼠の風情。

金沢の八幡起き上がりの手毬細工・指ぬき。 絹糸の発色が美しい。 

球を彩る幾何学的な模様。 幾人の女性の手を経てこれらのデザインが生み出されたのか。 

京都をはじめ、他の地域ではすでに作られなくなった手毬は

金沢だけが「魔除け」という意味合いで作られ続けている。

香林坊の交差点にある力強く走っている足。 その名も「走れ!」

走っている足の指の形、筋肉の流れ。

時速何キロで走っているのか、作者の郡さん教えて。

金沢駅前にある薬缶のオブジェ「やかん体、転倒する」by三枝さん。

観る人とのコミュニケーションを目的にしたものらしいが、ただ単に転倒しているのではなく

面白くひしゃげている。 上手く説明できないが・・・。

工事中だったので裏面に回れなかったが、背面にも薬缶の一部があったらしい。

琴柱灯篭がデザインされたガードレール。 

道路の融雪装置だろう穴。 雪が積もる時期になるとチョロチョロと水が流れて雪を溶かすためのものだと思われる。

市内の観光地になっている場所のほとんどの道には同様の装置があった。

どのように融雪されるのか見てみたい気もする。 

雨の中、雪吊の作業中。 ちょっと寒そう。 

きっと美しく張るのには技術がいるのだろうと思った。 

木を傷つけない結び方。 無駄のない美。 

カラフルな提灯が目立つお店。 

金沢型という名前の付いた提灯もあるそうで、加賀提灯という伝統工芸にもなっている。

和傘職人が兼業しているそうで、形作る竹ひごは螺旋状になっているわけではなく

一段づつ独立した竹ひごなので丈夫なことで有名。 

金城巻や金花糖が美味しそうな越山甘清堂さんの店舗前。

漆の箱が沢山並んでいる。

単に和菓子(上生菓子など)を入れて運ぶための箱だろうと思っていたら、実は・・・

この箱は蒸篭(セイロ)と呼び

結婚式前にお嫁さんの道具と一緒に五色生菓子を運ぶための容れ物だったらしい。

親戚や知人・近所の方にも贈るため、婚家に蒸篭がいくつも積まれたと言われている。

婚家の前に沢山の箱が積まれたなら、きっと婚礼の嬉しさと同時に晴れやかな気分にもなったことだろう。

金沢駅東口にある九谷焼「百花繚乱」

デザインは「城下町金沢の風土を、四季の花をあしらい豪華なうちにも重厚な美しさを保つ杜の都」を表現したとのこと。

九谷焼は鮮やかな色で有名。 

これも駅の中、東口出口に近い場所にあるポスト。

ポスト部分は大理石、上部の人形は「郵太郎」という名の付いた加賀人形。 (でも陶器製)

彼はツイッターもやっている。 古い人形だと聞いていたが意外と新しもの好きなのかもしれない。

昭和29年から金沢駅に立っている、身長90cm。

加賀人形の特徴は、

男児であること・半裸、もしくは全裸状態であること・獅子頭などを持つ。

鳩の前掛けと結構派手な同布に目を惹かれ、じっと見ていたらお笑いの又吉に見えてきた・・・。

 美濃菊かな?優雅で大胆!

加賀の銘酒で「菊酒」がある。

名前の由来は

市内を流れる川の水源近くに菊の咲く場所があり

霊峰白山のご神体が「菊理媛命(くくりひめのみこと)」 からと言われている。

 

勝手に北陸は冬に近くなると全体の彩度がグレーに近くなっていくと思い込んでいたが

だからこそ人は華やかな色彩を望むものなのかと思うようになった。


「とやまんが」の立山さんが好き(新幹線はきっと自動改札だよ)

2015年01月23日 | 旅行

帰京してから「とやまんが」の存在を知り、面白かったので題名に入れてしまいましたが

画像などは全くないことを先にご報告させて頂きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さて、

トロッコに乗る前に見かけた北陸新幹線の高架線路。 

冬の間、ココを走るのは新幹線ではなく作業車。

春にはE7系が走るのだ。 

そして手前に出っ張っている部分は除雪車が排雪するための穴だと聞いた。

ちなみに右の赤い車両が除雪車で排雪するためのノズルが飛び出ているようだ。

たまに新幹線の試運転があるそうだが、春以降私も北陸新幹線に乗ってみたい。

高速道路から黒部宇奈月温泉駅が見える。 併設される富山地方鉄道は新黒部駅。

発車メロディは「完全無欠のロックンローラー」の高原兄さんの「煌~水の都から」となる。

軽やかで綺麗な音楽だった。 

「3/14ホワイトデーに開通するんだよ!」 と、富山マスコット・きときと君も応援している。

いつも彼は「ぶりと君」という新幹線カラーリング出世魚のブリと一緒に活躍しているらしいが

ぶりと君を抱いているとプラカードが持てないので、今回は一人で頑張っている。

最近、工事などのポールを支えている用具(単管バリケード)が地域ならではのデザインになっていて面白い。 

佐渡以外に「トキメキ」という雌トキが居る富山。 だからトキのデザイン? 

富山駅前の郵便ポストも興味深い。

笠をかぶり行李を背負って、データベース懸場帳を持っている富山の薬売りが乗っている。

昔、実家にも毎年薬売りのオジサンが来ていて、その度に紙風船を貰うのを楽しみにしていた思い出が私にはある。

薬のネーミングがオヤジギャグっぽくて、結構好きなんだ~。

方言の呼びかけって雰囲気が繋がりやすくてオトクだといつも思う。 

富山を全面に推している「富山ぶりかにバス」 

観光定期路線バスで、氷見や新湊・富山空港へ行く。

私たちは一日中車で富山を案内してくれた従兄に別れを告げ、ココから金沢に高速バスで戻る。

高速バスにも途中で降りる人が居るためか降車ボタンがある。

観光バスのような内装なのにボタンがついているのが少々不自然に見える。 

1時間ほどの道のりのバスに携帯用のコンセントが付いている。

ビジネスマンとかには大事な設備なのだろう。

金沢駅前でバスを降り、ホテルへ戻る。

翌日は飛行機までの時間まで金沢を満喫すべく、ベッドに入ります(-ω-人)


帰路のトロッコは暗く

2015年01月22日 | 旅行

時間ピッタリに列車が到着した。

おっ! これも懐かしい座席。

背面だけが前後にスライドして座る方向が変えられるヤツ。 何度もバッタンバッタンさせちゃった。 

    

膝の上くらいの高さに車両の連結側に換気用のスライド穴があった。 

ここも開け閉めしていたらNに「寒いから閉めてよ」と言われてしまった。

上部にも換気口がある~。 夏用だろう、渓谷ではクーラーは不要だろうし。 

私たちが乗っている最後尾の車両には親子連れと車掌さん。 

山々を縫って走る渓谷鉄道なので、きついカーブの時には最前列が見える。

このような画を見ると列車に乗っている確信が持てるような気がする。 

最終電車の後に走る列車があった。

雪に閉ざされる渓谷の中で働く作業員さんたちの生活物資を運んだりするそう。

春の列車再開までの新聞や生鮮食料品は冬季歩道を「逓送さん」という運搬する人達が歩いて(!)届ける。

逓(てい)とは「次々に伝え送る」という意味。 なるほど! 

暗くなってから宇奈月駅に戻ってきた。

宇奈月が標高224mなので219mの高さの差を楽しんできたことになる。 

宇奈月麦酒館で作られた宇奈月地ビール。

使用している水は勿論黒部の名水。

水が美味しい地域は農作物だけでなく、加工品も美味しいくなる。 羨ましいな。

苦味はあるが、飲み易い!とN。(私は下戸) 

明るめに写っているけれど、実は結構暗い。

そういえば・・・

80年代MANZAIブームの折「うなづきトリオ」が結成され

「うなづきマーチ」「A面でうなづいて」など歌っていたことを思い出した。

Nには「古い人間だねぇ」と言われる始末。 いいじゃん。

 

黒部宇奈月温泉駅にも新幹線が走る。

このノンビリした時間は変わってしまうのだろうか? 私はここはこのままでイイと思っている。