大阪ねこの会春の定期集会行ってきました🌸
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城北公園の桜はまだ早かったです。
(これはうちの近所の桜)
はじめて電車で行きましたが
大阪駅からバスが5分置きくらいにでてて
すぐに着きました。
たくさん資料やお知らせ、お土産もいただき
新宿区の元行政職員の高木優治氏による
地域猫セミナーに参加してきました。
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地域猫活動はハードルが高いといいますが
できることからコツコツと
やっていくことだと思いました。
活動の周知広報
そして住民同士のコミュニケーション
をとることなんですね。
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226の法則をご存知でしょうか。
猫の問題は2割が
お腹を空かせて可哀想と餌をあげる猫好き派
2割が糞尿被害に困っている猫嫌い派
その2割同士がぶつかりトラブっています。
猫嫌いと言いますが猫が外にいることに
被害を受けてるんですね。
みんなの思いが一致してるのは
外に猫がいない方がいいということです。
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そんなトラブルをなくすために環境省が推奨している
野良猫対策としての地域猫活動があります。
けっして猫を可愛がる活動ではありません。
外の猫の寿命は短いので
繁殖が止まれば少しずつ猫が減ります。
その間に保護される猫もいて
5年もやればゼロになることも夢ではありません。
ただゼロを目指すよりも猫がいてても
気にならないくらいがよいのではないかと
言われていました。
まずは苦情をしっかり聞くこと、喧嘩をしない
あとの6割の方に知ってもらうこと
味方になってもらえるような活動になれば
地域が平和になっていくんですね。
トラブルをなくすために活動してること
を知ってもらえるよう
丁寧な広報活動が必要となります。
6割とは無関心層のこと。
6割の方はどうしても声が大きい方に
なびいてしまうそうです。
行政も苦情を受けたらそれがすべてと思ってしまう。
大きく揉めない前に対策することが大切です。
揉めてしまうと修復が困難
今まで餌やりで揉めて
殺傷事件が4件起きてるそうです。
傷害事件や脅迫、嫌がらせも起きます。
餌やりトラブルって当人同士にとって
深刻な問題なのです。
これは猫の問題ではなく人の問題です。
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後半は休憩の間に質問を紙に書いて
渡す形式で行われました。
URなどのペット不可マンションや
町会が頑なに拒むところなどは
正面から行かないで先行TNR
小さなグループから実績を積み
地域猫活動につなげるのも一つ
だと言われてました。
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被害対策は大事です。
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みなさん同じような悩みがあります。
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みなさん同じような悩みがあります。
また行政が餌やり禁止ポスターをつけてしまうことが
いまだにあって行政向けの勉強会も
必要だと言われてました。
餌やり看板は不適切な餌やりを防止し
適正な管理を守ります。
「置き餌をしないでください
ここはボランティアグループが管理しています」
と行政とボランティアグループの名前が
書かれているといいですね。
行政の勉強会、高木さんがご協力くださるそうです。
ご相談ください。
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TNRMのマネージメント見守り管理が
猫を増やさないためにも大切なことです⭐️
糞尿などの被害対策を行いながら
TNRした猫に縄張りを守ってもらい
猫の個体管理をします。
餌やり禁止では置き餌になりやすく
また知らない間に猫が増えてるんです。
捕獲は一度だけですが
餌やりは目立ってトラブルになりやすい。
動物のボランティアは好きでやってると思われがち。
猫好きの猫のための活動ではなく
地域の環境保全のための社会貢献活動として
見てもらえるような広報が
必要というわけですね。
苦情者が対策する方がうまくいきやすい。
猫が好きなことは隠すのが得策なのです。
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新宿区での地域猫活動20年の成果として
保健所への持ち込み、ロードキル
苦情件数がすべて減っており
その効果は明らかです。
新宿区では別事業の公園サポート制度に
猫のお世話と清掃が含まれているそうです。
そして副次効果として子どもたちが生命の尊重
弱者への思いやりを学ぶことができます。
住民が小さな命への関心を持つことで
重大な犯罪につながる虐待を防ぎ
住民同士の交流が生まれ飼育放棄による遺棄
多頭飼育崩壊も防ぎます。
まさに生きた命の授業となり
地域住民みんなにメリットのある活動ですね。
多くの学びをまた活動に
活かしていきたいと思います☘️
有意義な会をありがとうございました!