「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

川勝、今回は検査受け入れを決定

2011-07-26 21:37:00 | ノンジャンル
今日の知事会見で、川勝平太は明日から来年2月にかけて「農畜水産物の放射性物質検査」を行うと発表した。

対象は、国民の摂取量を勘案した主要品目のサンプリング調査であり、米や麦など約24品目113検体を計画しているという。

やらない(検査拒否)に比べれば雲泥の差であるが、県が自主的・積極的に取り組もうとしてのことではないのは残念だ。

というのも、県の記者提供資料にも記載のとおり、6月27日に国の原子力災害対策本部が静岡県を「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方(4月4日通知)2r98520000017ts1.pdf」の「総理指示対象自治体及びその隣接自治体」に追加指定2r9852000001h0tr.pdfしたことを受けての実施だからである。

以前にも述べたが、始めから自主的に取り組み県の信頼性を増していればと思うと残念だ。
想像力の欠如は役人の特質と言ってもよいだろう。
さて、能天気な知事は今月中旬の訪米に続き、明日からモンゴル県民交流団として外遊である。公式訪問団が105人で、自己負担ありの募集による一般参加者は64人、併せて169人だという。
税金投入にふさわしい成果を期待したいところであるが、「米国ニューメ[ト黒船祭への公式訪問結果」(2011/07/26県記者提供資料)を見る限り、あれをしました、これをしました、こうなったらいいな、という程度の子供の作文以下。県のレベルもここまで落ちたのかと思わせる「成果」である。税金を使うことが成果と勘違いしているのだろう。

県民本位で考えれば、富士山の世界文化遺産への取組は結構だが、登録は目的ではありえない。
役人にはそれが分からない。
ジオパーク構想もまたしかり。ゆえに、多額の税金を投じた末にかならず失敗する。
暴走する列車をだれも止めないし止められない。
本当に、本当に残念である。

静岡県、川勝メッセージを添え福島原発作業員に静岡県産緑茶贈る無神経

2011-07-20 19:55:00 | ノンジャンル
なでしこジャパンの活躍という明るいニュースはあったものの、ここしばらく政治は停滞、原発事故終息も停滞、それどころか最初から予想されていた未検査蔓延による食品汚染の実態が明らかになりつつある。
国民・被災者の健康は置き去りにされたまま、おそらくこのまま年を越すのだろう。

静岡県も少しは食の安全重視に考え方を改め、検査機器の整備を始め体制を強化するるのかと思いきや、今日の県発表では、
「東日本大震災以降、福島第一原子力発電所の事故収束に当たっている作業員を激励するため、知事のメッセージを添え、静岡県産の緑茶(アルミ缶ボトル入り)を提供します。」として、
12,000本の「清水のお茶」(JA静岡)を原発事故収束作業員に贈るという相変わらずの消費者不在の傍若無人ぶりだ。
しかも、この原料がいつの茶葉かは明らかにされていない。
5月下旬に大手飲料メーカーに照会した範囲ではその当時のものは昨年の茶葉を使っていたが、今回のものについては全く不明だ。

知事は薄められた飲用茶だから安全というのだろうが、必然的に外部被曝を受け作業に当たっている作業員の気持ちを考えればいくら放射能が少ないとはいっても内部被曝は当然気になるところだろう。

贈られる側の気持ちを考え、ニーズを探れば他に送るべきものもある。

結局は贈る側のパフォーマンスとして利用しているとしか思えない。
わざわざ、お茶を送りだすのに出発式まで行うのだから。

<県記者提供資料から引用>
7月21日(木)に出発式を行います。
 ・時 間 9時45分から10分間程度
 ・場 所 県庁別館前(青葉駐車場側)
 ・内 容 出発便に知事メッセージを託し、激励する。
 ・出席者 知事、両副知事、経済産業部長、危機管理監 ほか

川勝平太、東北で開催の全国知事会すっぽかして明日訪米、県は1998ベクレルでも健康に影響ないと楽観

2011-07-12 22:33:00 | ノンジャンル
多くの食品の検査をとここでも再三必要性を述べてきたが、論より証拠で福島産の牛肉から1998ベクレルの放射性セシウムが検出され、しかも静岡県内で流通し消費者の手に渡り消費されていたことも判明した。

普通なら、この事態を受けて行政として取り組むべきは検査の徹底や流通の把握であるが、お茶問題でも放射能被害を軽視する見解を一貫して続けてきた静岡県だけあって、今回も「一時的に食べても健康への影響を心配するレベルではない」の一点張り。
しかもこのような問題が起き、さらに被災者支援や原子力問題などの課題が山積する中にあってわが県の川勝平太は今日明日の全国知事会を小役人に任せお茶のアピールなどと称し県関係22名(このきぼなら税金投入は数百万円であろう)で明日から訪米である。(全国知事会出席者h23.7.13chijikai.pdf
まったくお気楽なものだ。

川勝、来週米国へお茶のトップセールスに  &  静岡空港利用者の推移(開港3年目初月)

2011-07-04 20:20:00 | 静岡空港
月末にはモンゴルに交流団を引き連れて外遊の川勝平太。
それだけでは飽き足らず、来週6日間県庁を空け米国へ役人らとともに訪問し、お茶のトップセールス「お茶・観光セミナーinニューヨーク」だという。
それが県民が望む今優先して県のトップが取り組むべき公務なのだろうか・・・

静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移

(注)開港初年について月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港3年目の初月となる6月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向>
開港3年目の出だしは対前年同月比72.9%と先月の56.5%から見れば回復傾向がうかがえるものの国際線の回復は依然厳しい。
国内線にあっても、今後熊本路線の撤退などマイナス要因しかなく、3年目も厳しい現実が突きつけられている。

話変わって、今日の民放の番組で次期知事選出馬に意欲を見せた川勝平太知事の「(開港)3年目の目標は70万人」については先月の実績お知らせ時に「本心でそう思って発言しているなら結果責任をぜひ取っていただきたいものだ」と述べたが、知事選に100%出ないが出るに転じたのを始めとして、これまでの言ったことが後に転じる事例の数々を見れば、この御仁にとっては「言葉とはその場限りの軽いもの」でしかないということが分かるだけに期待できない。
そういえば、議会に八つ当たりした際の読売新聞の記事には、知事が「県議が扇子であおぐ姿についても、「議場に対する礼儀として、扇子でばたばたするというのも品のいい姿ではない」とくぎを刺した」との一節もあったが、川勝は5月議会では真逆の「扇子を使うのはセンスがいい」などと言っていた。
結局彼は理性よりも坊主憎けりゃ袈裟までという感情の御仁だ。とてもじゃないが彼の言葉で一喜一憂は禁物である。

では、以下に今月の実績を記す。
<平成23年6月までの実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H23.6/H22.6):搭乗率[H23.6;H22.6]

札幌線:82.5%(6,788人/8,231人):[55.9%;69.2%]
福岡線:97.3%(6,374人/6.554人):[45.5%;46.8%]
沖縄線:96.7%(4,223人/4,369人):[59.4%;69.3%]
小松線:-%(0人/905人):[-%;21.1%]
熊本線:77.8%(1,454人/1,868人):[30.3%;39.7%]
鹿児島線:111.4%(2,137人/1,919人):[46.3%;40.8%]

国内定期便計:88.0%(21,049人/23,846人):[48.8%;51.0%]

国内線チャーター便計:-%(73人/-人):[86.9%;-%]

ソウル線:50.8%(7,994人/15,725人):[65.6%;71.5%]
上海線:52.5%(902人/1,719人):[52.6%;41.7%]

国際線定期便計:51.0%(8,896人/17,444人):[64.0%;66.8%]
国際線チャーター便計:142.1%(324人/228人):[91.5%;60.6%]

全路線計:72.9%(30,269人/41,518人):[52.8%;56.6%)]

EU、来週にも静岡県産食品の輸入規制強化

2011-07-01 07:28:00 | ノンジャンル
速報

EUがフランスからの要請を受け検討していた静岡県産食品に放射性物質の検査証明書を添付させる輸入規制について、来週初めにもEU機関内で正式提案・同意され、7月上旬から輸入規制される見通しとなった。

(経緯参考:上から古い順)
「フランス税関で隔離の静岡茶、それでも、1000ベクレルでも問題ないと言い切る静岡県知事川勝平太」

「まさに「腐国有毒」、不信は国外にも波及」

「「玄米茶ではなく新茶だった」 静岡県、訂正発表」

「フランスにおいて放射性物質を検出の静岡茶の在庫から981ベクレル」