「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

変われなかった静岡県、来年も税金は知事らの遊興に

2010-12-29 13:21:00 | ノンジャンル
年末に入った知事外遊日程、来年3月12日から4日間、川勝平太が台湾を訪問し空港就航へトップセールスに行くそうである。
併せてというよりもこちらの方が彼の目的なのだろうが国際博覧会を視察するそうだ。
来年は訪米もと言ってはばからない川勝の関心は税金を使っての飲食、パーティー、旅行のようだ。
本年の川勝県政の成果も自画自賛の3776友好訪中団以外にこれといってなく、遊興三昧のつけは空港とは無縁の(現在そして未来の)県民に押し付けられた一年だ。
一昨日は勲章授与式と揶揄される公金不正支出の処分を行ったが何度この繰り返しを見せられたことか(http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/uragane.html)。
かつて免責条件まで持ち出して不正の一曹}ったのは何だったのか、組織の体質は変わらないし変われないことがより一層明らかになった一年だった。

また、情報公開にしても相変わらずで、処分の根拠となった税金で購入した物品類のごく一部だけしか公開せず(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/705.html)、処分が軽く済むようなものだけ氷山の一角を公表して誤魔化したといわれても反論できないような説明無責任ぶりだ。

今日も開示決定文書が届いたが日付は24日。
27日の県外からの郵便と一緒に届いており、一昨日又は昨日の発送であることは明らか。
県の郵便物には消印がないことをいいことに、発送日にメール一本送れない(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/703.html)真の理由はこれだと確信した。

情報公開は住民自治の一丁目一番地、それができない県はいつまでたっても変われない。

来年になっても、国政にも県政にも期待できないが、それでも我々は一歩一歩、よりよき未来のため戦っていくしかない。
あきらめたらそこには何もない。
来年は飛躍のウサギ年。国民各位が個々の正義を尽くしこの国の飛躍につながらんことを祈念する。

12月24日(金)

2010-12-23 23:52:00 | お知らせ
例年どおり一足先の明日24日が仕事納めとなります。
仕事関係の職員及び県民の皆様におかれましては年内に対応を御要望の件については明日中に連絡をお願いします。
おって、その後の連絡は掲示板(http://8160.teacup.com/hikari21c/bbs)の「管理者へメール」をお使いいただくか、当ブログのコメント投稿にて非開示事務連絡として投稿ください。

盛者必衰

2010-12-19 23:13:00 | 川勝平太語録
もはや公器に在らず、公私の分別を無くし王様気分の川勝平太。

国の審議会で、リニア中央新幹線が整備された場合の東海道新幹線の新駅設置の可能性に初めて触れたというだけで「駅の名前は出ていませんが、実質上うちの駅です」(中日新聞)と根拠なき妄想を披露。
この妄想を根拠に新幹線静岡空港駅構想への願望を蒸し返し、空港建設同様県民に過大な期待を持たせ散財しようとするばかりか、
その必要性を強調するに当たっては、県民存在を忘れたかのように、「空港に着いた要人が直接新幹線に乗れば安全・確実・低コストで警備できる」(静岡新聞)との弁。
県民とその生活よりも彼にとっての要人のもてなし大事という本音がついつい出たのだろうが、需要予測すらしないでの新駅推進構想では県民目線でハコモノの費用対効果をチェックしますとの公約が空しい。

川勝平太、君は誰を守りたいのか、いったい誰のために公職にあろうとするのか。
失望などという言葉では軽い。
この国のため、現在そして未来の同胞達のため、自分の身を顧みずそれらを脅かすものと戦い散った命に何と答える。
今なおこの国をこの国の未来を信じ必死に戦っている人々に何と語りかけられる。

税金を湯水のごとく自身の飲食や個人的親交のために使い「ふじのくに」などという国の建国式典まで開くという。
それだけ行えば十分に王様気分も満たされるだろう。
盛者必衰は世の常。
以って瞑すべし、川勝平太。

不正経理で取得した物品名、開示請求では全て非公開の怪

2010-12-17 23:41:00 | 近況活動報告
開示請求していた不正経理問題に関する証拠書類(http://navy.ap.teacup.com/applet/hikaritoyami/677/trackback)が開示された。

主な目的は「差替え」として購入されたもの、すなわちA物品として発注しながらB物品を納入させたようなケースについて、すでに県が報告書で例示した個人用印鑑やしょうゆ・ソースなどのほかに不適切なものが隠されていないかを確認することであったが、開示された公文書の実際に納入された物品名の欄は全て黒塗りの非開示であった。

全てというのは静岡県全庁会計調査結果報告書(知事部局)の中で既に公開されている前述しょうゆや、公用であると判断したしたデジカメや冷蔵庫や備品の数々も含めて非開示としてきたのである。

つまり、税金で実際に購入したものが何であるのかは一切公開しないということだ。
これでは、静岡県全庁会計調査結果報告書(知事部局)の中で「等」や「など」として伏せているものが私的に使われた物品でないということは確認のしようがない上、同報告書に記載されている公用とされる「ルクスハイテスタ」「書庫固定一式作業」「パソコンソフト」も(少なくとも同報告書で明らかにされているものさえ公開しないという姿勢からは)本当に事実なのかも疑わしい。

残念ではあるが公金で購入した真の物品名が確認できないとなれば、これらが公用に使われたといっても説得力はない。

よって、県民としてはこれら「差替え」不正を行った職員に真の納品を確認するか返還を求める以外に闇を晴らすすべはないわけで、検収した職員(契約内容に合致した納品があったかを確認した職員)の氏名を公開すべく支出票等の新たな公文書開示請求を行うこととした。(なお、これら「差替え」に係る所属、年度、支出票番号、同内訳番号は既に入手済みである。)
加えて今回の非開示についても近々に異議申し立てを行う。

税金で何を買ったのか位公開しても普通なら支障はないだろうに、相変わらずの隠蔽体質でますます傷口を広げる県。懲りない面々だ。
もしかしたら、しょうゆやソースはダミーで本当に隠したい私的流用物があったのかもしれない。

ふじのくに国主川勝平太、ホテルで国内外要人に酒や食事をふるまうために補正予算

2010-12-16 22:20:00 | ノンジャンル
めったなことでは知事に刃向かうことのないはずの県議会で知事肝入りの事業に対してノーを突き付ける激しい議論が交わされた。

自民改革会議の委員
「ホテルで酒や食事をふるまうパーティーはまったく意義を見いだせない」(朝日新聞)
「補正予算は災害などの事態に対応するのが原則だ。外国要人を招き、ホテルで飲食することが、なぜ世界遺産登録につながるのか」(毎日新聞)

民主党・ふじのくに県議団の委員
「近い将来、花を咲かせる可能性も持っており、下手なハコモノよりよほど意義がある」(朝日新聞)
「事業には将来、花を咲かせる芽が多く詰まっている」(毎日新聞)

その事業とは、「富士見の祭典」事業(補正予算:2千3百万円)。
知事の議案説明では「2月23日の富士山の日には、国内外から有識者やふじのくににゆかりのある方々を幅広くお招きして、富士山世界文化遺産登録に向けてより一層の機運醸成などを図り、文化・国際色豊かにふじのくにづくりを祝う「富士見の祭典」を開催いたします」とのことだが、飲食接待でことを為そうという発想はかつての官官接待を想起させる。
前知事の川奈接待(http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/syoku.html)も、川勝からいわせれば大変結構なことと映るのかもしれない。
県職員の中国大量視察派遣もそうだが、理屈をつけて堂々と行えば本来後ろめたいような税金の使い方もまかり通ってしまうというのは納得しがたいが、これも県民の選択の結果だ。
さて、その補正予算2,300万円だが、これは新規追加事業として補正されるものではない。
当初予算で2,500万円予算化されている「富士山の日総合推進事業費」に2千3百万円補正で増額し4,800万円の事業をしようとするものである。

富士山のためにこれくらいと思うなかれ、表向き富士山を銘打っているものだけでも、
「富士山世界文化遺産登録推進事業費」(2,462万2千円)、「富士山観光魅力発信事業費」(4,475万円)が当初予算で付いており、「ふじのくにおもてなし推進事業費」(1億835万4千円)などふじのくにを冠する観光事業も目白押しで観光交流推進費は計約16億円にも達する。

景況感が悪化したと報じられるこの年の瀬。
職もない、食に困り途方に暮れる県民を横目に、川勝平太とその仲間たちは年明け2月23日の税金での飲食どんちゃん騒ぎに夢をはせるというのは何とも優雅な皮肉だ。