「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

下田市道の駅問題の現場、ハザードマップでは氾濫流含む<下田市道の駅問題>

2024-07-31 10:02:21 | 下田市政
以前の
で紹介した下田市長が国交省の指示に従って狙う残土埋立希望地(下図の赤枠:道の駅想定範囲(液状化危険度大のエリア))
図の左手側で二つの河川が合流し河川氾濫が想定される場所である。

ハザードマップでみると埋め立て想定範囲内には氾濫流(河川沿いの網目部分)が含まれていることが分かる。


実際、対岸の上流(松崎方面)から撮った写真の中央の倉庫手前がその候補地であり、犬がいる場所は毎年一回以上は河川の水があふれる場所で、今年も台風でもない雨で浸水している。

こちらは深根橋から問題農地を写したもので、右手前の不耕作地の一つ奥の水田を縦貫道の高架橋が横切る計画となっていて、その不耕作地を含む河川沿いの一段目が氾濫流である。

最近の東北での水害に見られるように河川が氾濫してもこの水田が住宅地への水害を緩衝する重要な役割を持っているのであるが、ここを右手奥の国道までの高さに埋め立てたなら、水の流れも速さも変わり当然河川から氾濫した水は対岸の道路や住宅地を襲うことは明らかだ。
想定を上回る雨が全国的に相次いでいる昨今の状況を考えればこれは暴挙でしかない。

市には国交省のポチとして働くのでなく市民の生命を優先して働いて欲しいものである。

梅雨明け

2024-07-18 20:18:04 | 日記
今日、東海地方も梅雨が明けました
暑い日差しが戻ってきそうです
我が家付近は明日まではまだ曇りの予報ですので暫しの清涼を今日もいただきました




今日のわんこ

2024-07-16 19:16:51 | 日記
昨日の天気予報では午後から曇りのはずが・・・
草刈りの予定だったが結局雨の合間を狙って犬の山散歩で終わってしまった
最近の予報は当てにならない
明日は曇りの予報だがどうなることやら




「下田市事前復興まちづくり計画」に関するパブリックコメント回答で連発される「検討」の文字

2024-07-12 07:56:38 | 下田市政
先日「姑息にも、道の駅や防災拠点の既成事実化を図ろうとする下田市」と「姑息にも、道の駅や防災拠点の既成事実化を図ろうとする下田市、続編」で紹介した「下田市事前復興まちづくり計画」に関するパブリックコメントの回答(市の考え)が公開された。
注目すべきは私の出した意見だけでなく全てにおいて「検討」(=お役所言葉では、検討・考慮するだけで、何も実行しないことを意味する)が連発されていること。
検討中ばかりの計画などはっきり言って「ゴミ」です。検討してから計画とすべきです。
作ったという実績だけのゴミ計画に時間と予算を投じて自己満足なんでしょうが、いざというときには具体的事案において何の役にも立たないでしょう。

下表中の市の「考え方」では水やトイレの問題は主な内容(拠点整備などのインフラ整備)ではないとの認識のようですがそれはそうでしょう。
水やトイレなどに税金を使っても現市長松木正一郎を選挙で支援してくれた建設業界からの票にはつながりませんから。
箕作地区の道の駅で、松崎方面や下田方面に面した場所でなくわざわざ後戻り方面に固執しているのも河津建設の未利用土地を買収してやらなければという配慮なのでしょうから。
一部市民を抱き込んで市民の意見を聞いたといい独りよがりの計画を既成事実化しようとし、不都合な情報は頑なに隠しそこで生活する人の意見は軽視し続ける市政、困ったものです。




県職員組合(労働組合)の闇<兵庫県知事パワハラ告発事件>

2024-07-11 11:44:24 | 雑感
兵庫県の元西播磨県民局長が、斎藤知事にパワハラの疑いがあるなどとする文書を作成して報道機関などに送り、その後県の内部調査で「文書の核心的な部分が事実ではない」などとされ停職3か月の懲戒処分を受け、県議会が再調査を求め百条委員会設置が決まった事件。
その後、渦中の局長が自殺したと報じられ、ついに昨日、兵庫県の斎藤知事が県職員の労働組合から事実上の辞職を求められたという。
一連の事実関係は今後ある程度は明らかになるのであろうが、注目すべき「がん」はこの職員組合だ。
本来、県職員の労働組合が職員のためにある組織であるならば、局長が内部告発をする前に積極的に動くべきであっただろう。それこそが存在意義のはずだ。
世間の注目が集まった時点でこうした動きをやっと取るというのは偽善、偽物である。
だからこそ、局長は職員(労働者)のために存在していない労働組合を差し置いて、パワハラという職員を苦しめる不正事実を報道機関等の外部に告発するに至ったのであろう。

実は、これは兵庫県にとどまらない現実。
私も内容は異なるが県職員時代(1999年)に「静岡県庁の光と闇」というサイトを設置して内部告発をしてきたから分かる。(http://www.omb-shizu.sakura.ne.jp/profile1.html)当局はもちろん組合も当てにできない個人の集まりの中にあっては、集団ではなく戦える価値観など条件が揃った個人が覚悟を持って戦うべきとの考えだ。

静岡県においても職員組合はいわゆる当局に飼い慣らされている。事実、静岡県においてもこれまでにプール金など幾多の不正がマスコミで報じられてきたが、一度として一番情報を得やすい職員組合から告発された事案はない。
私も実際ある県幹部からは組合幹部に一定のポストを与えていれば奴らはおとなしいと聞いていたので途中で組合からは脱退し自身のことは自身で守ることとし無事定年を迎えた。

リスクをとって組合構成員のために活動する組合幹部という姿はもはや過去の遺物、組合貴族と揶揄される世間像こそ真実に近いということはしっかり認識しておくべきだろう。

県職員、公務員組織は、これはその中にい他ことがなければわからないかもしれないが、村意識・仲間意識が非常に強い。この仲間に県民はもちろん知事も含まれない。だから県民だけでなく知事にも情報をコントロール(隠蔽)する。
兵庫県の元西播磨県民局長は県幹部でありいわゆる当局側である。
仲間である職員からの人望があったとのことで、外部への告発に至ったのは職員の叫びにいたたまれなかったからであろう。
惜しむらくは、定年間近なのに在職中告発とか、勤務時間中に告発作業であるとか、脇が甘く相手に付け入る隙を与えてしまったこと、そして何よりも、巻き込むことになった他の職員を事実上の人質に取られたこと。
現実を直視すれば、今のこの国で内部告発(戦い)を正義感だけですべきではない。
存在意義と向かい合って許容できないときにおいて、あくまで自己責任の範囲で完結できるような形で覚悟を持って行って欲しいと思います。