「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

知事の責任の取り方(今日の動き)

2009-01-30 19:09:55 | 静岡空港
今日午後4時に知事が突然の臨時記者会見。
完全開港にめどがついてから責任を明らかにするといっていた責任問題、時間と費用のかかる民事訴訟で除去を求めるという前代未聞の方法をとることでめどがついたとし、自身の静岡空港の立木問題の責任は3ヶ月間の給与30%減額で終わりとするとのこと。
なぜ今日なのか?
不都合なことは金曜日発表という法則もあるが、実は先々週来知事との直接協議を求め、今日また文書で協議を求めたことと無関係ではない。
というのも、先週21日の水曜日昼に約30分の協議時間が約束されていたのを突然前日の夜、知事側からキャンセルしてきたからだ。
おそらく知事は、こういうシナリオを描いていたのだろう。
すなわち、対外的には協議で決着したいが応じてもらえないので法的手段に出ると明言し、そこでめどが立ったとして区切りをつけ冒頭の減給という軽い責任で幕を引く。世論の動向を見て関心が薄れてくれれば責任問題は決着済みという既成事実をもって5選へのスタートを切る、という算段だ。
しかも、民事訴訟となれば時間もかかる。あわよくば、6選の理由にも。

もし21日に協議をしてしまって、万が一協議に前進があったら計算は狂う。
シナリオが見えなくなる。それを嫌ったのだろう。

結局、彼は空港の完全開港が目的というよりも自身の保身が目的だったということだ。
とんだ茶番劇だ。

だが、これで終わりではない。

JRよりも飛行機で。静岡県温暖化推進計画

2009-01-19 23:24:37 | 日記
運賃計算ソフト「乗換案内」を使っているのだが、最新のバージョンでは経路比較にEcoマークが追加され、さらにCO2の量が表示されるようになった。
来週所用で福岡に行く予定なので比較したところ第1位が「早」「楽」「Eco」評価で新幹線経路、第2位が羽田経由の飛行機利用だ。
時間的には15分ほど新幹線のほうが早い上にCO2の量で見ると新幹線経路が20,392gに対し航空機利用では104,566g。
雑誌の広告などで新幹線Eco出張と宣伝しているが、概算でもこうして実数が表示されるとインパクトがある。
一般の人にも環境への関心が高まっている中、今後は急ぎ出なければEcoという流れになっていくのだろう。

ただし、これと逆の行動をとっているのが静岡県。
北海道や沖縄、海外なら分かるが、福岡にも飛行機でと税金使って大宣伝。
しかも自家用車で空港まで来てくださいと、環境よりも需要を少しでも多くとのメンツ優先。

県はこのほど新たに県地球温暖化対策推進本部を設置したが、国の公務員改革と同じで目の粗いザル政策を「取り組んでます」といういいわけにしているだけというのが透けて見えるだけに協力してどうこうという気にはならない。そっちはそっちで勝手にやってほしい。
まあどうせ、県のこと。Co2が減った形で数字を作るのはお手のもの。何もせずとも成果は出るのだからどうでもよいといえばどうでもよいのだが税金を使ったパフォーマンス(演技)というのはやはり無駄だ。

パフォーマンスと無駄といえば、いわゆるノー残業デーもそうだ、水曜日に加えて第3金曜日まで指定され、おかげで月曜日に付けが回って割増率の高い時間帯に及びかえってコスト増になる矛盾。
仕事の総量が変わるわけではないのだから計画的に分散処理したほうが効率的と決まっているのだが「取り組んでます」というメンツへのこだわりが強いのだろう。
名を取って実を失う静岡県スタイル、いつになったら止むことやら。

Suica

2009-01-15 00:09:16 | 日記
今日は静岡に出張。
単なる運搬業務であるが朝9時に出て事務所に帰ってくればもう夕方4時近くになる。
帰ってから仕事をするとあっというまに夜9時を回ってしまうからできるだけ静岡への出張は避けたいところだ。
時間的には静岡も東京も下田を含め伊豆急沿線からは時間的にほぼ等距離。
ただ、東京には乗り換えなしで行ける特急が走っているが静岡に行くには必ず熱海で乗り換えなければならない上に連絡が悪いと30分以上待たなければならないこともあるって、東京の方が近いという意識が強い。
実際利用状況としても圧涛Iに伊豆急は首都圏との行き来の利用者が多いのだが、これを受けてSuicaやPasmoで伊豆急線内に入ってきて車内清算で全額現金請求される光景は日常的だった。
個人的にも利用頻度としては圧涛Iに東京方面への利用が多く、せっかくEX-ICカードとSuicaで切符レスで改札したくてもできなかったのだが、今日の新聞でようやく来年の春からSuicaやPasmoで首都圏と結ばれることになったと知った。
伊豆東海岸にとってはまさに朗報である。
政治的なしがらみのある観光関係者は未だ仏滅に開港するS空港に期待するとかいっているようだが、東京よりも遠い地方ローカル飛行場にエネルギーを使うなら首都圏からの観光客に焦点を絞ったほうが現実的でスマートだ。
いったい県という単位がいかなる意味を持つのか、観光、産業、医療、危機管理その他すべてのテーマにおいて考え直すべき良い機会としたいものだ。

駐⊥竭

2009-01-14 23:18:08 | 日記
今日の知事定例会見。
12日に麻生が訪問する形で行われた日刊首脳会議で駐⊥竭閧ノ触れなかったことを知事は「残念」と述べた。
と、いっても静岡県の知事ではない。駐№フ地元、島根県の溝口知事のことである。
同知事は「首脳が率直に話し合える環境が大事」とも述べたが、そのとおり。
経済、すなわち利害関係優先で内心に一物持ったままで日韓新時代とかいわれても単なる言葉遊びにしか聞こえない。
日本の主張は極めて明確。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/index.html
堂々と主張して何の不都合があるのか。
相手にも主張あるなら、徹底して両国で議論と証明を尽くす場を設けたらいい。最終的には国際機関の裁定を受け入れる形で合意してもいいではないか。
目前の問題から逃げることを良とする風潮は嘆かわしい。

県政もまたしかり。
喫緊の課題の弱者救済などは県のやることじゃないとばかり、空港に飽き足らず国際展示場、ドーム球場と箱物公共投資にいまだ御執心。
借金も将来世代に先送りというかさらなる付回しを目論む様相だ。

国政も県政もリーダシップを発揮できない中、未来への展望の見えない状況は当分続きそうである。