- 「下田市道の駅問題」サイトの「これまでの経緯」ファイルを令和6年3月版に更新しました。
http://www.omb-shizu.sakura.ne.jp/mitukurikeii.pdf
今朝の伊豆新聞と静岡新聞で地元の出来事が報道されていた。
県や下田市が災害時に山間地への道路が遮断された状況を想定してドローンによる物資輸送の飛行試験を行なったというもので、箕作から須原の入谷地区に医薬品箱と衛星携帯電話を積んで運んだというものだ。
しかしこのような薄っぺらな事実と関係者の差し障りのないコメントを掲載するだけに終わっていて何も問う事なく何も論証していない。
なぜ天気もよく風邪の影響もない日を選ンダのか、なぜ山越えをしなくても良い同じ稲梓地区内の箕作と須原間で飛ばしたのか。これで単なる操縦訓練ではないのか。
衛星携帯のある市役所と孤立予想の須原間で飛ばせなかったのは山間地を超えられないからだとしたら今後どう対応していくのか。ドローン中継局を整備するのか。停電時のその電源供給はどうするのか。
今回道路が塞がった想定場所はどこか。箕作よりもその塞がった道の手前で、より電波の通りやすい発地場所の選別をなぜ検討訓練しないのか。
何も問われず考察もない。
地方紙だからと単なる行政情報の垂れ流しをジャーナリズムと思っているとは呆れるばかりだ。
下田市道の駅問題は何が問題かについては立地の問題や騒音問題など諸論があるところは紹介済みですが、では一番問題視しなければならないことは何かを明らかにしておきたいと思います。
それは、嘘偽りで住民自治を損ない自己愛自己保身のため身近な者たちの利益を優先し行政を行う下田市の独善的姿勢です。
下田市は令和5年3月23日の文書で、その10日前の区長会からの提案書を受け、これは地域としての要望だから市としても是非叶えたいとして、県賀茂農林事務所に下田北IC周辺の農用地での防災拠点の整備のため農地の規制解除に協力をという正式文書を送っています。
しかし、この区長会の提案書自体がヤラセだったことが公文書から明らかとなっています。現実に地元区民に図られておらずそのことを主張した地元区長の意見を他の区長が封殺したからです。
さらに、現実にこの提案書の半年前から(令和4年10月と12月)市長らが県庁を訪問し、提案書の指定した場所で防災のための道の駅を作りたいと具体的に相談していたことが県の公文書から判明したのです。
明らかに後付けでの住民意思の偽装です。
何故そこまでして特定の場所をターゲットに強引に進めたいのか。その利権の構図を明らかにしようと公文書の請求をしましたが「存否応答拒否」という異常な対応(注:審査請求中)をしてまで隠蔽し、いまだに策を弄しているのが今の下田市政です。
住民自治と説明責任、これ無くして真の地方自治は成り立ちません。そのことを下田市は自覚すべきです。
「私はできればドーム型にしたいと思っている。野球場建設のための寄付を募り、寄付したいと思うような雰囲気を作ってください。」
これは平成26年12月25日(木)17:39~18:16に行われた知事と難波副知事 や交通基盤部幹部らとの謀議の記録での知事発言記録の一節である。
既にホームページや掲示板に掲載(https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6658/1659243313/114)しているものであるが、彼の考えはぶれがなく一貫している。
平成30年12月の報道で、同11月19日の知事定例会見における「プロが入れるようなものを造るというようなことを考えられる所だと思っておりますので、2万2千は譲れないなと思っておりますね。」との明言を事実上撤回し、「白紙で議論をするということ。(浜松市民が)アマチュアだけの球場がほしいならそれでよろしい」(静岡朝日テレビ報道)とした。
と、引いたかに見えても、県議会やマスコミ、県民世論の一貫性のなさを見抜いているのである。
現に令和6年2月県議会では3案が示され、うち2万2000人規模が2案あり、その一つは堂々と多目的ドーム型として提示されているのである。(ちなみに建設費及び維持費が最も高額なドーム型を熱烈支持しているのは知事与党で旧民主党系労組の支持会派であるふじのくに県民会議の県議。かつて連合という労組組織が静岡空港推進を支持議員に強要していたのと同じ構図か?企業や団体という組織に隷従せざるを得ない与野党議員の哀れさはこの国の哀れさにも通じるものだ。)
次の知事選が来年に迫る中というタイミングも絶妙で、スズキの会長もさぞ注目していることだろう。参考:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6658/1659243313/35-43
ぶれない川勝、無為無策の県議会を尻目に「防災」から「海がめ」というキーワード(大義)切り替えで虎視眈々とこの時を狙っていたことは明らかだ。
これはリニアにも言えることで、平成26年6月5日(木)17:56~18:04に行われた知事と難波副知事らとの謀議では
「私はリニアは、日本のためには、松本を通った方がいいと思っている。松本空港の近くを通って、空港とリニアが一体となった方がいい。松本空港の真下はリニアで、静岡空港の真下は新幹線です。松本を周っても、10分くらいの違いです。(リニアの工事は)何があるか分からない。水とエコパークと2つで攻めるのが一番、説得力がある。」とのたまわったと記録されており、
現在も見え隠れさせているルート変更が最善との考えも、以前から全くぶれていないのである。
もちろん最低でも空港新駅という魂胆も。リニアの水問題にあってもゴールポストを動かしていると今頃になってマスコミが批判に転じ始めたが何を今さらと言いたい。(http://www.omb-shizu.sakura.ne.jp/20180103.html)
そういう意味では、評価・態度がグラグラ揺れるマスコミや県議会よりも川勝の方がまだ信用できそうである。もちろん考えには同調しないが。