東京紀行…後編

両国の駅に着いたのがちょうど遅めのお昼の時間。

博物館まで行ってしまうとあまり食べるものがない(座ってられないわんぱく五歳児連れご一行にとって）と、言うことは前回来た時に感じたので、駅前で軽く済ませたい。

某有名ハンバーガーチェーン。

野菜嫌いの五歳君にいかに野菜を食べさせるかに日頃全力を傾けている私の中で何かがブチッとふっ切れた。

いいのだ。アメリカ人はこんなん食べて暮らしてんだ！わざわざ東京まで来たんだ！オイラたちもチャレンジだ！！
野菜は揚げた芋と酢漬けキュウリだぁ！ケチャップはトマト！パンは小麦粉だい！


腹は満腹。

さぁ、お相撲さんはどこだ？

いない。

両国訪問三回目の長男が、
「おかしいなぁ。そのへんにゴミをだしてるお相撲さんとか、すぐいるはずなんだけどなぁ。」

裏道まで探しに行ったがいない。

土曜日の昼下がりにゴミを捨てにいくお相撲さん。
いたら、そんなん私だって見たかった。

後は活発に激しく博物館を右往左往。

いつものぞうり履きが、今日は襟のシャツと靴下と靴。素晴らしく賢く見える五歳君。<