野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

京都わずらい

2019-06-02 18:30:56 | 日記
5月の最後の方の日曜日。
京都に行ってきた。

それからずっとちょっと、京都わずらい。

地下鉄乗り継いで、編集の先生に会って、創作の道をゆく仲間に巡り合い、語り話し、教えていただき、励まされた。

そして、夜は同志のように勝手に思わせていただいている仲間と乾杯。

夜は、趣きのある和風の木造建築に宿泊者はわたし、ただ一人。
トイレや風呂に行くときに何かが漂っている。幽霊、ではない。
気配、ではある。

なんの?

次の朝、トイレの手前の暖簾をくぐって見てびっくり。
おびただしい数の本、本、本である。キチンと本が種類別、作者別に分類されて並んでいる。
偉い編集者の方の元自宅だった家だそうで、私設図書館みたいなその部屋に足を踏み入れてなるほど、昨晩感じたのは、この活字たちの疼くような気配であったか。

しばし、その部屋で過ごす。

寺や神社とは真逆の、濃く渦巻いているそれは、しかし、静まり返ったその部屋で、人々が自分の物語と格闘してきたその迫力に囲まれる。

本。
すごいなあ。

わたしはなににこんなに惹きつけられているのだろう。

しかしながら、道は始まっている。行ってみよう。

宿を後にして、京都駅で親戚のおじさんに会い、帰宅。

たったの一泊二日。
もっと歩いてみなきゃ、と思うばっかり京都。しばらく生活してみたいもんだ。くらい行きたい、嗚呼京都。