生まれてこのかた香水など付けたことがなかった。
買ってあげたことはあっても自分用に買ったことはなかった。
昨年末から年始にかけてグアムに行った。
ブランド店が並ぶショッピングセンターで、何となく気になった店に入った。
Jo Maloneという店だ。
ロンドンのメーカーらしい。
何ともフルーティな良いかほりだらけ。
色々試して、妻と意見を合わせてグレープフルーツ系のものを兼用で購入してみた。結構高かったな。ま、私のカードが使えなかったので妻が払ったけど。
何せ部下は女性だけだ。ナチュラルな体臭だと、時々豚骨スープのにほひがするから気をつけなければならない。酸辣湯麺の時もある。
気をつけるのはにほひだけではない。
先日、Yシャツの襟まわりが汗ジミで汚れていることに気付いた。
昼休みにシャツを買いに行って速攻着替えた。痛い出費だった。朝気づかなかったのが良くない。
ホントはそんなに気にする必要がないのは事実。言うほど周りは気にしていないかもしれない。
しかし、母の教えがある。
「男は死ぬまでカッコつけろ。見栄は張らずに身の丈にあった最大限でカッコつけろ。」
そうに違いない。
司馬遼太郎著の「燃えよ剣」にて、私が愛してやまない土方歳三のセリフ。
「男の一生は美しさをつくるためのものだ、自分の。俺はそう信じている。」
私が必死こいて奔走しているのも、最後は美しく散るためだ。
朴さんの考え方には同調した。
外車が欲しかった。
特にアウディが欲しかった。
妻はBMW派なのだが、自分も久しぶりに運転したいから、今回は国産車ということになった。
ま、お金もそんなにないから良いけど。
とりあえずアウディは、5年後に持ち越しだ。
凡人の私にはそれが美しい。
てことで、Jo Maloneでも買ってあげて、アウディ購入計画を着々と進めよう。