あったかくなりましたね
先日 NHKの<日曜美術館>で クリムトについて 横尾忠則氏が解説なさっていました
クリムトというと 情熱的な<接吻>で有名ですが、 55歳で亡くなったそうで
<晩年は人物を全く描かない風景画を描いていて その絵は売らずに手元に置いていた>
というお話しに なにか とても魅かれました・・
映し出された風景画は とても心が癒される静かな安らぎが感じられる絵でした
別の民放の <美の巨人たち>の番組で <葛飾北斎の月見る虎図>の絵について
90歳で亡くなった晩年の北斎の絵 ・・・ 宇宙を見上げている虎を自分と重ねて、
解脱していく幸せ感を表現 と解説されていました
たまたま 見入ってしまった二つの番組の中で
クリムトと北斎の晩年の絵 ・・・ それぞれの 画家の人生に映し出された想いの絵・・
究極の心の落ち着き場 として安らぎを求めている感じに 心が癒され
人の晩年の姿の在り方を想いました
人間の最期 何を想うのでしょうか・・・
お二人のような境地に 少しでも 歩み寄れるといいのになあ・・
そんなことを ふと 想い 心魅かれるのでした・・・