先日 所さんの <笑ってコラえて!>の番組を見ていて
ドイツ人の父 日本人の母 のドイツに在住の女性ピアニスト
アリス=沙良・オットさんが 出ていらして
そのピアノ演奏も ダイナミックですごかったのですが
なんだか 不思議に感じたことが・・
バイリンガルの彼女・・
子供の頃・・
日頃はドイツの学校・・ 週末は 日本語学校にかよわれていて
自宅では お母様と話をするときは日本語
妹さんやお父様・・ 家族で話すときは ドイツ語・・ なのだそうですが・・
日本語学校で <火垂るの墓> の映画を見て
その感動を帰りに 車で迎えに来られたお父様に
ドイツ語で話そうとしても 伝えることができなくて・・
帰宅後 お母様に 日本語で話された・・ という出来事があったのだそうです・・
幼いときから 両国の言葉を話しているバイリンガルの彼女ですら
言葉の感覚から 考え方まで変わるような感じなのでしょうか
そういう感覚が起こるのか・・と 不思議な気がしました・・
二つのアイデンティティの問題というようなお話を お母様はしておられ
外国で生活することの厳しさ・・文化の違う感覚の中で起こる葛藤・・を
いつか 娘さんたちは 味わうのでは・・と感じておられたようで・・
お母様ご自身の感覚もすばらしいものであったからこそでしょうが・・
最後に だからこそ
幼い時 コンサートに行って ピアノを聴くというより
音を聞き入る聴衆の方を 見つめていた彼女・・
そのときから すでに 彼女は 言語ではなく 音の世界
体感的に 共感できる音を表現できるピアニストになられたのでは・・ と
まとめられていましたが・・
なるほど・・ と 感慨無量・・
夫は ちょうど その番組の部分は
お風呂に入っていて 見られなかったのですが
この話をしてみると・・
以前 夫がテレビか何かで聴いて
自分でも驚いたそうだが・・
日本語って 不思議だよな と・・
皆さん <数を1~10まで数えてみて下さい>
では 今度は <10から逆に1まで 数えてみて下さい>
いかがでしょう・・
4の時 どういうふうに 数えましたか・・
1~数えるときは <し>
10~数えるときは <よん> と なりませんでしたか・・
なぜなんだろ~・・・・
外国語では こういう 微妙な変化は どうなんでしょうね・・
日本語の言葉の不思議・・を 感じますね
同じ日本でも 方言 ニュアンスで 伝え合っている感覚
文化がありますものね・・
文化から形成されるもの ものの感覚 考え方・・
言語を通しても 深くアイデンティティと関わっているものなのか・・
と 改めて思ったのでした・・
日本の感覚・・ 文化・・ アイデンティティ・・
南無・・・ 奥深い・・ なも・・