1月5日のこのブログで、「ややこしい日本語 その⑦」として“他山の石”を紹介しましたが、この“他山の石”に関して、自民党の二階幹事長が炎上中らしいです。
というのは、元法相で衆議院議員の河合克行氏が妻の選挙で大規模な買収行為を行い公職選挙法違反に問われている事に関して、3月23日の記者会見で「どのように受け止めるか」と聞かれた二階幹事長が「議論の余地のないことだから、本人も大いに反省しているだろうが、党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と答えたというのです。
これに対して、野党がかみつき、「(二階氏は)日本語を理解していないのか、まさに自民党のど真ん中で起こった事件だ・・・」(立憲民主・枝野代表)とか、「ついに他人と自分の区別もつかなくなったのか、まぎれもない『自山』だ・・・」(共産党・小池書記局長)と非難を浴びたようです。
1月5日のブログでも触れたように、“他山の石”とは“他人のつまらない言行、誤りや失敗なども、自分を磨く助けとなる”という意味で、二階氏がこの意味の意味を理解されていなかったとは思えません。
何とかこの件を河合氏個人の問題として突き放して、自民党への影響を最小限にしたいとの気持が、このような発言になったのではないかと推測します。
しかし、二階氏は自民党幹事長として、この河合氏の奥さんの選挙に際して、大規模買収の資金源となった党からの1億5千万円もの巨額な支援を差配した言わば責任者であり、如何に現在は形の上では離党していようと、河合氏を「他山」などと呼べないことは明らかです。
敢えて自分を追い込むような、難しい言葉を使わずに、「人のふり見て我がふり直せ」くらいで止めておかれたら良かったのではないでしょうかねえ。(まさ)