思い出したように(笑)月山湖の『月の女神』像から・・・
ギリシャ神話で月の女神といえば、セレネ(のちのアルテミスの方が有名)
朝はエオス(曙)、昼にはヘリオス(太陽)、夕暮れとともにニュクス(夜)が
空をただよい、セレネ(月)が日によって顔を見せる角度を変えながら通り過ぎて
いく・・・・セレネは人間である羊飼いのエンデュミオンに恋をします。
大神ゼウスに頼みこんで、エンデュミオンを「眠ったまま年をとらない」体にして
もらいますが・・・会話もできないむなしさも感じ、さみしげな青い光を放ちながら
毎夜、彼のもとを訪れています。
アルテミスは 太陽神 アポロン の妹で、 白馬のひく銀の戦車で夜空を駆け、
銀の弓をひきしぼって銀の光の矢を放つ!
アルテミスはもともとは月とは関係のない女神だったのですが、その兄とされる
アポロン が 日の神 ヘリオス に代わって太陽神となっていった過程のなかで、妹で
あるアルテミスも月の女神として神格が移動したようです。
またアルテミスは純潔を誓う処女神であり、狩りの女神でもあります。
狩りのお供の森の精女 (ニンフ) たちにも厳格にそれを課していました。 カリスト は、
アルテミスの供の一人でありながら大神ゼウスの策略によって子を身籠もってしまっ
たため、一頭の大熊に変えられてしまいました。 (春の星座おおくま座)
ギリシャ神話は、ほとんどそのままローマ神話に引き継がれましたが
その時に、神の機能が合体?したものがあります。
ギリシャ神話の月の神セレネと月光と狩りの女神アルテミスは合体し
月の女神ディアナとなり、月そのものはルナとよばれます。
ディアナの英語読みが、ダイアナです。 (Nolaさんの一言から・・・)
この月の女神のイメージは、セレネの方ですね~人間に恋をして、50人も
子供を産んだ?というセレネ・・・・・・一途な恋に生きました。
今は、ちょうど上弦の半月を過ぎました。三日月ではありませんが・・・なんとなく
ThankYou