少し早いですが・・・こと座の1等星ベガ★夏の星空で一番明るいベガは七夕の織姫星として
有名です。わし座の1等星アルタイル★反対側のアルタイルはひこ星です。
地球からアルタイルまでの距離は、17光年。遠いようですが地球から近い
ところの星にあたります。わし座のわしは、ギリシャ神話の大神ゼウスが、わしに
変身した時の姿です。白鳥座の1等星デネブ★南十字星にたいして、北十字星ともいいます。
ギリシャ神話では、この白鳥も大神ゼウスが恋人のレダに会いに行くときの姿だそう
です。 ・・・・・やれやれ~~(笑)
夏は夕涼みがてら、星空を見る機会も多いからか、冬の大三角よりご存じの
方が多いようです。
また、七夕の星としても有名だからなのでしょう
こと座のベガのお話は、こと座の流星群の時に、ご紹介しましたので、
今回は七夕祭りのほうを・・・
星の伝説に夢をたくし願い事を書いたたんざくを竹の枝につるす星祭りは、今から
1200年前にお隣の中国から伝わったものです。
ところで7月7日はまだ梅雨の真っ最中で、ほとんど星が見えない時期です。
かりに晴れても、天の川は東の空低く、七夕の星もあまり見栄えがしません。
何故?それは昔の暦(旧暦)と今の暦(新暦)の間に、約1カ月くらいずれがある
からです。旧暦の7月7日にあたる日を新暦で調べると8月になります。
しかも、旧暦は今の暦のように正確ではなかったので、七夕の日は8月上旬だった
り下旬になることもあります。(笑)
一般的は、七夕は1か月遅れの8月7日の方が、本来の七夕に近い
ことになっています。
七夕のお話では7日の夜に、ひこ星は1年に1度だけ天の川を渡って、おりひめに会う
ことができることになっていますが、実際の星の世界は、おりひめ星の光が地球に
とどくのに26年。ひこ星の光は17年かかって私達の目にとどいています。
お互いの距離はひこ星が光の速さで走っても、おりひめのところまで17年も
かかります。(笑)
月のない夜、街明かりの少ない郊外で、天の川とその西と東に光る七夕の星を
物語を想い出してぜひ、ご覧になってください
ThankYou