星に想いを (I.Q.) 1994年のロマンティック・コメディ
監督フレッド・スケピシ
出演はティム・ロビンス、メグ・ライアン、そしてウォルター・マッソー
★あらすじ★
ティム・ロビンス演ずる自動車修理工のエドは、メグ・ライアン演じるプリンストン大学
の数学者で博士論文執筆中の、美しく聡明なキャサリン・ボイドが偶然修理工場を訪れ
ることで出会う(スティーブン・フライ演じる、実験心理学の教授で堅物のイギリス人科学者
の婚約者に伴われて)。二人は互いに一目で恋に落ちるのだが、キャサリンはそれを認め
ようとしない。工場に置き忘れた懐中時計を見つけたエドは、それを返しに彼女の住所へ
赴いたところ、(ウォルター・マッソー演じる)アルバート・アインシュタインと出くわす。
キャサリンはアインシュタインの姪だった。
いたずら好きの天才として描かれるアインシュタインは、ほかのいたずら好きな友人科学者達、
ネイサン・ローゼン、クルト・ゲーデル、そしてボリス・ポドルスキーらとともに、エドをキャサリン
にお似合いの若者としてとらえ、エドをもっと科学者らしく見せるために手助けを始める
(エドを物理学の天才児に仕立てる)。その一方、キャサリンには人生が数字だけで割り
切れるものでなく、心で感じるものでもあるのだと教えようとする。
メグ・ライアンが可愛い~もっと可愛いのが、お茶目なアインシュタインと、そのお仲間
世界的に有名なトップ頭脳のおじ様達が、恋のキューピットになるラブコメディ~
ほのぼのと~楽にみられる映画です~♪
ワーフーー!!
豆知識
★現実にはアインシュタインにはキャサリン・ボイドという姪はいなかった。
★メグ・ライアン演じるキャサリンの父親が発見したとされる「ボイド彗星」は実在しません。
★劇中よく話題に上る科学理論、量子力学についてのアインシュタインの著作は現実にはない。
★アインシュタインのお茶目な友人科学者たちも実在の人物が2人います。
クルト・ゲーデルは不完全性定理を発表したチェコ出身の数学者。
ボリス・ポドリスキーはロシアの物理学者です。
★劇中と違い、クルトが恥ずかしがり屋で内向的だったのは有名である。
★同じ科学者仲間のネイサン・リープクネヒトは創作された人物ですが、1935年発表された
「アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼン(Nathean Rosen)のパラドックス」の
ネイサン・ローゼンがモデルはないかと思われます。
★劇中ではアインシュタインとその仲間達がほぼ同年齢のように描かれているが、
実際はアインシュタインより17歳~30歳若かった。
★ルイ・バンバーガー(ニュー・ジャージーの実業家として登場)は実際にはこの映画の時代には
生存していない。1944年没である。
★アインシュタインが物語の最後に担ぎこまれたプリンストン病院は、実際アインシュタインが
亡くなった時にいた病院です。アインシュタインはドイツからアメリカに亡命し55年に亡くなっています。
ThankYou
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