『日輪の遺産』 (THE LEGACY OF THE SUN)
角川映画系で2011年公開の日本映画。
浅田次郎の同名小説を原作に、
太平洋戦争終戦末期、マッカーサーの財宝を巡る極秘作戦に関わった
4人の帝国陸軍将校たちと20名の少女たちの運命が描かれる
★監督 佐々部清
★キャスト 堺雅人、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、、森迫永依、八千草薫
八千草薫さんって、好きなんですよね~おっとりと、美しい可愛いおばあちゃま?
こんな風に年を取れたら、いいなあ~といつも思います。
2011年3月森脇女子学園の卒業式当日、出席した金原氏(八名信夫)が
「今、真柴さんに会った。もう、命令は、守らなくていいそうだ・・・」
と訳の分からないことをつぶやいて、急死する。
妻の久枝(八千草薫)だけがその意味を知り、昔語りを始める・・・という形式。
それを補足する形で、マッカーサーの側でGHQの通訳をやっていたイガラシ中尉(三船力也)の
回想も織り込まれる。
富山で母や弟と最初に観た時、母が「ああ~女の子達に運ばせる話しだ。」と知っている模様?
原作を読んでいない私、邦画、戦争物はどちらかというと苦手なもので・・・
フィクション?え?史実??まさかね~と、とぎれとぎれに観賞。
そこで、雪がひどかった土曜日に、旦那様と見直しです。
200兆円ものマッカーサーの遺産。それを終戦までの5日間の間に隠すという極秘任務を任されたのは
真柴少佐(堺雅人)と小泉中尉(福士誠治)。そして護衛役に望月曹長(中村獅童)の3名。
選ばれた作業員が、森脇女学校の女生徒20名と教師・野口孝吉。
冒頭の石碑に刻まれた面々。。。何故彼らが選ばれたのか?
それは、平和と自由を教えるユウスケ・サンタマリア演じる野口先生の教え子だったから?
任務完了後は、秘密保持の為、処分しろというもの。
≪七生報国≫とは、例え死んだとしても 七度生き返って国のために報いること。
太平洋戦争中によく用いられたそうです。
そんな鉢巻をして、純粋に任務を全うしようと頑張る女学生の命を、終戦がわかっている時に
犠牲にしろという日本軍=伝令の男 (金児憲史)に、旧式のマントをまとった軍人の亡霊という表現。
ん~~~涙が流れ、感動はしましたが、やはり戦争ものは苦手です。腹が立ちますね。。。
でも、なぜスーちゃん(体の弱い美少女)は、級長だった久枝に、(最初に)話さなかったのだろう?
仲間はずれじゃあないんだよ~と言われても、辛いものがありますよね?ひとりだけ知らされない?
裏切られた感じ?
もう一本は、実話だそうです。
『5ディズ』
2008年8月。世界が北京オリンピックの開幕に沸く中、民族紛争に揺れるグルジアにロシアが軍事介入し、幕を開けた5日間戦争(別名「8月戦争」)。その5日間に起きた事実に基づき、戦場ジャーナリストの目を通し、戦火の中繰り広げられた“もう一つの戦争”の真実を描く。監督は『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』のレニー・ハーリン。(ネットより)
同じ5日間ですが、『日輪の遺産』が、戦闘シーンとか、生々しいシーンがなかったのに対して
こちらは、そんなシーンばかり真実だというから~やるせない。。。
同じ戦場カメラマンのこの方と、同じとは思えない作品でした。
雪がひどいと~籠りがちなのですが、DVDかけても寝てしまう?←雪かきの疲れかな~(笑)
なかなかしっかり観ることができないでいます。
ThankYou
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