素振りブログ。

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彼方のアストラが大詰めに入ってきて

2019年09月13日 01時12分43秒 | 日記
アニメ・彼方のアストラ、終盤に入ってきて色々真相が明らかになってきましたが。

ポリ姉「神の概念が無くなっている!!」

神の名を口にして、言葉の意味が理解できないでいるカナタたちを目にして。
これ、原作を読んでたときはありえないと思ったなぁ。
まぁ、作中で言ってないだけで、同じ概念の別の言葉はありそうですけど。

「超越者」だの「観察者」だの。
そんな感じで。

なんでありえないんだ、って言われますと、困るじゃ無いですか。
絶対に自分の努力だけではなんともならんような事態に直面したとき。

原因不明の病にかかるとか。
大怪我を負って生死の境を彷徨うとか。
遭難してしまうとか。

そんな大事じゃなくても。

留守中に空き巣が自宅をピッキングにしに来ないで、とか。
必死で勉強して試験を受けるとき、当日に突発的に体調が悪くならないで、とか。
旅行を計画していて、その当日に台風が襲いませんように、とか。

いくら科学が発達しても、どうにもならない不運は絶対あるし、そういうのが自分に降りかからないように願うのは無くならないはず。
で、その場合「一体誰に願うのよ」

そこに気づくと「神の概念って実に都合の良いスゲー発明だ」って思うんですよね。
自分では防げない突発的な不運や理不尽な出来事に直面したとき、その後始末を丸投げして、心の平静やら後の人生の平静を保つ。
口の悪い人は「ただの現実逃避じゃないか」とか言うかもですけど、それ以外にどう解決しろというのやら。
原因不明の病にかかってしまったら「俺は明日死ぬかもしれないけどそれはしょうがないな」と思うのが正しいというか、出来るのか?
大学受験の試験日が近づいて来て、世間でインフルエンザが流行ってきたとしたら「いくら対策打ってもかかるときはかかる。当日インフルエンザになったらそれはしょうがない」って言えるの?
無理でしょ。
だから神の概念が無くなるってのは無いと思うし、世間一般で無神論者って言われてる人はただのツンデレか自分の信仰めいたものに気づいてないだけだと思うのね。


彼方のアストラの場合は、神の概念が無くなっている!って状況に至る出来事があったので。(最終回で触れられると思うけど)
多分、神に代わる同概念への一本化が行われたんでしょう。作中全く触れられてなかったけど。

おそらく、一本化に反対する人間は皆殺されたんだろうなぁ。
移住先の惑星アストラで、特定の人種だけ不自然に少なかったらある意味面白い。