素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

なれの果ての僕ら感想

2020年06月12日 00時00分00秒 | 日記
早乙女君、誰を生贄にしたら一番恨みを買わないか、じゃなくて、誰が一番許してくれそうか、で選んだのかね?

これが、性格のいい人間の判断というものか……!
私なら、ハナから許してもらうことなど期待しないので、一番恨みを買いにくいしょーやん一択ですけどね。

どうやら、人間不信の人間の判断と、そうでない人間の判断は違うようですな。
このズレ、たまらぬ……!

確かにネズなら生贄に選ばれても耐えてくれるかもしんないですけど。
その恋人の桐嶋だって、ひょっとしたらネズと同じ価値観持ち合わせてて、耐えてくれるかもしれないですけど。

まぁ、私が桐嶋だったら、早乙女君は絶対許さんけどなw


で、続くのが倉本さんですが。

早乙女君との差が見どころでしたの。

女の子だから、共感性男より高いから、生贄に傷を負わせて恨みを買うことの方を重要視しちゃう。
よって、あまり建設的に考えられない。

生贄選んで、生贄を苦しめて、深い恨みを買うことの方で頭がいっぱいで。
選択を拒否した場合、どんな恐ろしいペナルティが待っているのかということについては考えが及ばない。
やりたくない!って感情が先に出ちゃう。

この辺が男と女の、争う性と維持する性の基本的な思考形態の違いが出た感じで、面白かったですね。

争う性なら自分の選択で一番マシな結果が出そうな選択をするものだけど。
維持する性だと、今を大きく望まない方向に変えてしまいかねない選択自体を拒否しちゃうんだよな。

平時だったらどっちが優れてるとかは無いんですけど、この極限状態だと致命的ですよね。
変化を拒否するのは。

さて、生贄選択を拒否した場合のペナルティって何じゃろな?
やっぱ、天使側から罪人側への転落?

さすがにそれを見せられたら、次からは誰も拒否なんてしないだろーなー。

その場合、女子はしょーやんを切り刻みまくる気がするわ。
嫌われ者だから、じゃなくて。
一番恨みを買っても現状大差ない相手って、やっぱしょーやんでしょ。
この状況で解放しても感謝なんてしないし。
むしろ、一番に助けなかったことを恨みそうだし。
加えて、最後に残る罪人候補はどう考えてもしょーやんだし。

ラストワン賞で厳罰を受けたら、命を無くすかまともな人間生活を送れなくなりそうだし。

だったら、不都合全部押し付ける方が良くね?
それが一番現状変わらないよ?

こういう思考になりそうな気がするなぁ。
(鬼の思考形態に思えるかもだけど、かなりマジで思ってます)