素振りブログ。

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設定の内訳(ダブクロ仕置人小説の話)

2020年06月25日 00時00分00秒 | 日記
なんかプロの作家さんの作品で

自分の作品のキャラの台詞を隠れ蓑に、言い辛いことを言わせてる的なディスを某所で読んで、

今回自分のダブクロ仕置人のヒロインどうなのかなーとちょっと思った次第。
作者的には他意無いんですけどな。マジで。

いや、無論不倫は好きでないですが。
そんなん、当事者同士の問題だから、外野はどうこう言うべきではないってのが本音。

ただね。

ヒロインの造形でさ。
まず経験人数3桁ってのがありまして。
その上で、別に淫乱ではありませんって設定にしたかったんですよね。

で、そっから出てきたのが

「恋愛というものに嫌悪感持ってて、自分は恋愛してはいけないと思ってる」

「自分には実は価値が無いと思っている」

「そんな自分は、女の子と付き合ったことのない男の子の練習台になるのがピッタリ。そして見る目を磨いてもらおう」

こんなんどうかなーと。

これが出てくる生い立ちって何なんかなと考えて「あ、母親が家族を裏切って不倫で家庭崩壊したってどうかな?」「で、その軽蔑すべき母と同じ血が流れているから、潜在的に同じ人間であると思ってるってのはどうかな?」

で、そこからシミュレートして、根が真面目系の性格で親にそういうことをされた場合、どういう価値観にいきつくかを考えた結果ああなった次第。
わりと楽しかったですよ。

そのキャラクターがどうしてそうなったのかを想像するのは。

で、多分、そういうことをじっくり考えると、キャラクターが勝手に動き出すことに繋がるんでしょうね。

んで、頼み人の人妻の方は物語の展開から逆算して造形決めました。
あの展開だったらこの設定でベストだったと思ってます。

ありえねぇ、こんな女居てたまるか、って言われるかもなと思いつつも、こうでないと物語に支障出るだろと思いまして。

ヒロインが気に入るのはどういう人物か、ってのと。
悲劇に巻き込まれるのはどういう造形がいいかなー、ってのが。

で、出た結論が「養護施設の出で、孤児。外見が良い上、奨学金余裕で取れるレベルの才女」「旦那は同じ施設出身の男」

こうでないと悲劇度が下がったり、悲劇に巻き込まれにくくなったりで都合悪かったんですよね。
少なくとも私の想像の中では。

で、そっから人格も設定し、あまり悩まないでポンポン書けましたよ。

……その分、鬱パートで悲劇成分がこっちに伝わってきて、凹みましたけどなー。

名もないモブが酷い目に遭うのは大して凹みませんが、きっちり人格決めてて、物語で喋らせ、動かしたのを地獄に突き落とすのは結構ツライ。

ツライんですけど。

……ちょっと、デーモンハートと呼ばれてみたい自分も居るんですよね。
(虚淵さんや小林さんみたく。プロ作家みたいになりたいなんて、身の程知らずと言われますと、その通りなんですが)