素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

魔剣士ヒュンケルについて思うところ

2020年12月06日 00時00分00秒 | 日記
今週の放送、私の大好きな魔王軍軍団長の氷炎将軍フレイザードと、あと魔剣士ヒュンケルが登場しましたの。

フレイザードの話は、彼との戦いが始まった時にとっておくとして。

魔剣士ヒュンケルですが。
アニメだと、かなり早い段階で登場したような印象受けますけど、原作漫画だとわりと進んでからなのかな?

でもま、最初の軍団長のクロコダインを倒した後の次の相手ですからな。
やっぱ、わりと早い方なのか。

彼さ、作中でも言ってましたけどアバンの弟子なわけですよ。
敵側に寝返ったアバンの弟子。

我々素人だと、そういう重めの設定のキャラって、ここで投入しないだろと思いがちですけどさ。
2人目の敵でそういうのをいきなり投入してくるのって、プロの仕事なんでしょうね。

2人目の敵にそういう重いものを投入し、読者の注目を集める。
重めの設定の敵を後にとっておくってのは、製作者側の理屈で、読んでもらうという販売サイドの理屈には合わないんですね。
多分ですが。

この理屈に関して、ツイッターで興味深いコメントがありましたわ。

「web小説では、読者は面白くないと感じたら即その作品を読むのを止める。そこを意識せよ」

これね、どういうことかと言ったらですね。

読者はつまらない作品を、我慢して一話読み切るという人の方がまれだと考えよ。

こういう意味なんですよ。
それはどういうことかと言ったらですな。

十数行に一回、笑えるシーンを入れるとか、センセーショナルなことをやるとか。
エロイことをしてみるとか。かっこいいことをしてみるとか。

読者が読むのを止めるのを止めたくなる、何かを入れよと。
そういうことなんですね。

数話読めば面白さが分かるはずなのに、なんで読んでくんないんだ!?ってのは、甘えた文句なの。
一話で、いや十数行で読者を掴めなかったお前が悪い。
最後まで読んで欲しいのであれば、読者の興味を引き続ける方策を常に考えよ。

そういうことなんですな。

だから、この段階でのヒュンケル投入は、お仕事で作品を書く場合は妥当な選択かもしれませんの。
私はそう思いますわ。

作品の密度を保って、読者の人気を維持する意味でも。

並の作家だと、クロコダインの次の相手はフレイザードかザボエラの顔見せバトルになりそうな気がしますわ。
最初に戦う幹部連中としては、設定の重さがちょうどいい感じですしね。