素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

ヒーローの数

2020年12月07日 04時48分55秒 | 日記
仮面ライダークウガ2話の配信がありました。

「こんなやつらのために! 誰かの涙は見たくない! みんなに笑顔で居て欲しいんです! だから、見てください! 俺の! 変身!」

はい名シーン&名台詞。

でも、これが名シーンで名台詞なの、そこに至るまでに主人公の雄介が、グロンギが人を殺すということがどういうことか。
死んで不幸になるのはその人だけじゃない。付随した人々皆を不幸にするんだ、ってことを肌で感じて実感していくシーンがあるからだよね。

で、それをストーリー進行と一緒にやれたの、やっぱヒーローの数が少ないのもあったんじゃないのかなと。
そう思うんですけど。

あまり好きな作品を持ち上げるために、他の作品を貶すのは好きじゃ無いんですけどさ。
今放送中の仮面ライダーセイバー、今一つ楽しめてないのですよね。私。
だったら見るな? いや、嫌いじゃ無いですし。ライダーだから趣味の一環として見続けますよ。
別に文句言うために見てるつもりもないですしね。

……ああ、話を本題に。

何で楽しめてないのかな、と思ってたんですが。
久々に仮面ライダークウガを配信で見直して。

あ、そっか。
クウガはヒーローが一人だから、ヒーローが戦う男になり、立ち上がるまでのドラマを集中して主人公一人に費やせるのか。
だからこっちの方が自分は面白く感じるのか。

と。そこに気づいてしまいました。

セイバーさ、登場ライダーが多いから、しかも序盤からバンバン出したから。
一人一人の掘り下げが、どうにも上手く行ってない気がするんですよね。
登場人物を並列で掘り過ぎて。どの掘り下げも浅くなってるというか。

特に主人公。
申し訳ないけど、私、彼に感情移入まだ出来てない;

これ、ヒーロー作品としては視聴者として致命的な障害になりますよねぇ。
いやね、感情移入出来てる人を馬鹿にする気は無いんですよ?

その点、クウガはヒーロー一人だから、全力で彼の事を視聴者に好きになってもらえるように脚本書けばいいわけだから。
脚本家の仕事としては、堅実で確実だよなぁ、と。

思うんですけど、序盤に出すのは2名から3名が限界なんじゃ無いですかね?
クウガの後番組のアギトだと、最初から3人出ますけど。
実質的にヒーロー活動するのは2人だけで、3人目のG3は「懸命に戦うけど、負けてしまう」役回りでしたから。
住み分けしてたわけですよ。

思えば、仮面ライダー鎧武はよくあれだけ沢山ライダー出して、それで掘り下げちゃんとしてたよなぁ、と思うけど。
あれもメイン掘りは「コータ」「ミッチー」「カイト」に絞ってた気がするし。
無茶な仕事はしてなかったんじゃないですかねぇ?