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大掃除や片付けのコツ

2011年12月28日 20時44分15秒 | 科学・技術・ICT関連
片づけの本が売れて、ベストセラーになっているという。
ワイドショーで著者の実演も見た。

実は、製造の世界でも片付けは大切なのである。
現場改善は、日本の品質管理の基礎の一つであるが、その中に5Sというのがある。
品質管理の行き届いた現場では5Sは常識で、日々確実に実行されている。
これが出来てないと、大企業とは取引できない。

5Sとは整理・整頓・清掃・清潔・躾で、日本語の頭文字をとったものだ。
私も50代になって、契約社員の時一時期担当者として取り組んだことがある。
5Sの説明の語句は、団体や会社によって多少違う事もあるが、基本的な考えは同じである。
この考え方は、ふだんの家事や大掃除にも役立つし、片付けの魔法とも同じ考えである。
その5Sを一般家庭で応用できる点を紹介する。


整理(捨てること) 
不用品は捨てる。:すぐに使うものと、そうでないものを仕訳し、すぐに使わないものは捨てる。
一ケ月分とか、消耗品の予備を含め使う量の基準を決めておいて、それ以上は不要とする。
先ず要る物と、いらない物、検討する物、に分けて集める。
(不用品をその場で集める  不用品にマークを付けて後でまとめて集める  すべて集めてからより分ける)
大切な思い出の品や、重要と思われる物は、集めて最後に別途判断する。
いらないと判断されたものは、無条件でどんどん捨てる。
要る物や、検討する物の中に、捨てる必要があるのに捨てられないといった理由付けをするものがよくある。
下記のような場合は、本当に必要な物でない限りあっさり捨てる。
例えば、
いつか使う  (数ヶ月以上使わなければ捨てる)
もったいない (あまっているなら、誰かに上げればよいし、当面使い道が無ければすてる。)
あったらいい・置いていて腐るわけでない・置いてもコストがかからない
(活動の邪魔になる、使えるスペースを無駄にしている、美的景観<すっきり感>を損なう)


整頓(分りやすくグループ別に、使い勝手のいいように並べ、置く位置を決め表示する。色分け表示は有効)
使ったものは、必ずもとあった位置に戻す。
毎日必ず整頓状態をチェックし整頓する。
並べ方や置く位置は決めておき、出来れば表示し、管理責任者を決めておく。
並べ方・置き方
使用者別に
用途別にまとめる。
使う頻度が高いものから、近くに置く。
取り易い位置に  よく使うものは作業(調理等)する場所の近くに置くようにする。
小物やバラバラで数があるものは、収納しやすいように、入れ物や容器を用意する。
衣料等はたたみ方を統一する。
出来るだけ縦横をそろえる。(きちっと並んでいれば、違った物が戻されるとすぐ分る。)


清掃
ごみを出来るだけ出さない工夫をする。
ごみになる物は、必ずゴミ箱に捨てる。(いつか使えるといった理由で取り置きしない。)
毎日時間を決めて清掃する。
埃は隅に集まるので、掃除機は隠れたところや隅を重点的にかける。


清潔
汚れや濡れた状態を放置すると菌やカビが繁殖する。
食器や調理器具やシンクは、使用後に洗浄し汚れをとり乾燥させる。
常に乾燥させる。布巾や手ぬぐいは乾燥させる。(水分除去)
雑巾・布巾・手ぬぐい等は毎日取り替え洗濯する。
ほこりや汚れを室内に、出さない・飛散させない・持ち込まない、工夫をする。
汚れたらすぐに汚れを取る。
(工場での5Sの清潔の言葉の使われ方は整理・整頓・清掃の維持<チェック>の意味で使われることもある。)


躾<しつけ>
常に決められたルールを守り、維持できるように注意する。
注意は発見したらその場で言うのが効果的だが、言い方に気をつけないと逆効果の場合もある。
逆に、実行できていることを評価し、感謝したり褒めて誘導するほうが、効果的ともいわれる。


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