私は大阪市で生まれ育った。大阪市に愛着を持っている。高校を出て当時まだ小企業の町工場に勤めた。(今は一部上場企業となっている。)その会社は、学校から紹介された時将来性があると勧められた。入社時は後悔したが、その後その会社は、大きく成長した。入社後7-8年たった頃だろうか、工場を福知山に移転し技術部も工場と一緒に移転する話が突然持ち上がった。福知山は、当時の技術部長の故郷でもあった。
会社が急成長したのも、その部長の卓越した能力に負うものであった。信じられない高度な仕事をクリアし規模はどんどん大きくなり、技術的にもトップレベルになった。労働組合も作って一年後、労使協調路線で成果配分する方向になり、一気に待遇もよくなり、仕事もやりがいがあって残業の多さを除くと会社に不満は無かった。
しかし私は、生まれ育った大阪市に愛着があった。福知山には行きたくなかった。結局入社10年足らずで会社を依願退職した。無論慰留は受けたが、意思は強かった。困ったのは、私の設計チームの後輩達も皆退職するといい、結局会社と相談の上ひと月ずつずらして退職することになった。
(この段落の2行目 部下たちを後輩達に変更11/6)
前置きが長くなったが、このように、私は大阪市という場所に非常に愛着を持っていた。ところが、この大阪市をめぐって突然都構想が橋下氏・維新の会により提唱され、大阪府知事選と市長選が同時に行われることは周知のとおりであり、そのため今日橋下知事は大阪府知事を辞任した。
大阪都構想が提唱され、大阪市を分割し堺市とあわせて、数十万規模の区に分割し大阪市と府の二重行政をなくし、府に権限を集中させ区は住民サービスに徹するようにするという。
その話を聞いて直感的に大阪市解体には反対しようと思った。大阪市に住んでいて、満足こそすれ、不満に思ったことは無い。例えば各区に図書館はあり、プール付きのスポーツセンターも多く作られ、私の通っている市営のスポーツセンターには、大阪市以外の住所の人も多く通っている。無論住んでいる地域に差別は無い。図書館も大阪市と大阪府下の府及び市町村との交流があり相互借入貸し出しが可能である。ただし貸し出し期日の違いはある。図書館は府立図書館も知っているが、書籍数は大阪市のほうが充実しているようだ。交通網も便利だ。交通局は最近赤字経営を脱したようだ。ごみの収集、水道下水、区民センター、保険検診や保健所関連も毎年の無料検診も充実している。大阪市民で、住民サービスに関する不満に関しては、私の周囲では大阪市のサービスがいいという話は聞くが、住民サービスが悪いという話はほとんど聞いたことが無い。
次回に続く
会社が急成長したのも、その部長の卓越した能力に負うものであった。信じられない高度な仕事をクリアし規模はどんどん大きくなり、技術的にもトップレベルになった。労働組合も作って一年後、労使協調路線で成果配分する方向になり、一気に待遇もよくなり、仕事もやりがいがあって残業の多さを除くと会社に不満は無かった。
しかし私は、生まれ育った大阪市に愛着があった。福知山には行きたくなかった。結局入社10年足らずで会社を依願退職した。無論慰留は受けたが、意思は強かった。困ったのは、私の設計チームの後輩達も皆退職するといい、結局会社と相談の上ひと月ずつずらして退職することになった。
(この段落の2行目 部下たちを後輩達に変更11/6)
前置きが長くなったが、このように、私は大阪市という場所に非常に愛着を持っていた。ところが、この大阪市をめぐって突然都構想が橋下氏・維新の会により提唱され、大阪府知事選と市長選が同時に行われることは周知のとおりであり、そのため今日橋下知事は大阪府知事を辞任した。
大阪都構想が提唱され、大阪市を分割し堺市とあわせて、数十万規模の区に分割し大阪市と府の二重行政をなくし、府に権限を集中させ区は住民サービスに徹するようにするという。
その話を聞いて直感的に大阪市解体には反対しようと思った。大阪市に住んでいて、満足こそすれ、不満に思ったことは無い。例えば各区に図書館はあり、プール付きのスポーツセンターも多く作られ、私の通っている市営のスポーツセンターには、大阪市以外の住所の人も多く通っている。無論住んでいる地域に差別は無い。図書館も大阪市と大阪府下の府及び市町村との交流があり相互借入貸し出しが可能である。ただし貸し出し期日の違いはある。図書館は府立図書館も知っているが、書籍数は大阪市のほうが充実しているようだ。交通網も便利だ。交通局は最近赤字経営を脱したようだ。ごみの収集、水道下水、区民センター、保険検診や保健所関連も毎年の無料検診も充実している。大阪市民で、住民サービスに関する不満に関しては、私の周囲では大阪市のサービスがいいという話は聞くが、住民サービスが悪いという話はほとんど聞いたことが無い。
次回に続く