記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

公開中「レ・ミゼラブル」感想

2013-02-10 21:28:26 | ラ行
昨日「レ・ミゼラブル」を映画館にて観てきました。
ミュージカル映画として興行収入1位になったということで、あとヒュー・ジャックマンが大好きということもありやっと観てくることができました。

以下、映画の感想。(ネタバレもあり)
最初から最後までクライマックスの連続。
道徳の教科書でも有名なあのシーンが開始10分くらいで登場したこともあって、観てる自分の気分も最初からクライマックス。
主人公はジャン・バルジャンなんですが、話の主軸はジャン・バルジャン→ファンテーヌ→コゼット→マリウスと移っていき、そこにバルジャンを追いかけるジャベールが絡んでくるというような印象を受けました。
どのシーンも訴えかけてくる力のあるシーンですが、特にファンテーヌが涙ながらに歌い上げるシーンは圧巻です。名シーンはたくさんあるけれども、ファンテーヌの見せ場と若者たちが蜂起するシーンは素晴らしいです。そこ単体で涙が出てきそうになります。
登場人物たちの愛と信念がぶつかり、反応しあうドラマ…これは絶対に観た方が良い作品だと思います。


気になった(というか個人的に笑いどころだった)のが、マリウスの鈍感さ。
お前どう考えてもエポニーヌが自分に好意を持ってるのわかるだろ!何故そのエポニーヌにコゼットの家を探させるんだ!
(エポニーヌ→マリウス→←コゼットという関係)
でも、自分の恋敵でもあり、昔は自分の家で召使同然に使ってたはずなのに今自分よりも裕福な生活をしているコゼット(とバルジャン)を警察に売るわけでもなく、親がコゼットの家に盗みに入るのを阻止したりと、何かと良い働きをするエポニーヌ。
むろんそれはコゼットのためではなく、マリウスが悲しむのは嫌だという思いからだったんだろうけども、登場シーンは多くはないけど心に残る存在でした。