記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

ニール・ラビュート監督「ウィッカーマン」

2013-06-10 21:06:25 | ア行
そういやこんな名前の悪魔がメガテンにいたなぁ。なんて理由で借りてくるんじゃなかった。


もう観たくない、と思う映画にもいろいろありますが、そのうちの一つが「後味が悪い」。
最近ハッピーエンドかそこそこハッピーエンドの映画しか観てなかったから余計にきつい。

というわけで、後味悪し。そういう映画が好きな人にはお勧め。
虫が嫌いな人には逆におすすめしない。
主人公(ニコラス・ケイジだって!豪華!!)の元に届く元カノからの手紙。主人公を襲う幻覚。そもそも婚約までしてたのにふらっといなくなった彼女の願いを聞こうとするなよ。
で、まぁ、彼女からヘルプがあったので、彼女が今住んでいる島(超閉鎖的!)に単身向かいます。向かった先で彼を待っていたのは…!的な話。

どうもこの島。力関係が完全に女>男となっているようで。男は力仕事か、種馬としての役割しか求められていませんでした。小学校で、先生の「男性とは?」の問いに対して、子供たちが「男根です!」って答えるからね!びっくりしたわー。
なんとなく、薄々、オチを考えてはいた。まさかそれはあるまいという最悪の展開まで考えた上で、「新たな種馬」として呼ばれたと思ってましたが最悪の展開に転んだ。最終的には自分の娘に殺されるっておまけつきで。
夢見が悪くなりそうなオチの映画も何回か観てきましたが、これはカルト・ムービーというだけあって鬱展開だった。
ちなみに、ぱっと思いつく「鬱展開・鬱ラスト」の映画は、「セブン」と「ムカデ人間」。
他にもあったと思うけど、この2本は印象に残ってる。特に後者。

本日の蛇足。
ロリータ双子は可愛いけど(翠星石と蒼星石みたいな)、ロリータを着た双子のばあさんは恐怖の対象でしかない。