神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.382 大岳山 2

2025-01-16 23:28:57 | 
(1)今日は大岳山からの下りです。最初に昨日と同じ地図を載せておきます。
 経路は、地図の左端に見える大岳山から「芥場峠」付近まで戻って、分岐点からサルギ尾根に入り、上高岩山・高岩山を通過して、下の「養沢神社」裏に降りました。
 ここは主な登山コースではありませんから、赤く書かれていません。
    
 
(2)まず、大岳山から芥場峠の間は、行きは登りでしたが、帰りは下りです。登りは、岩や鎖をしっかりと掴んで踏みしめて登らないといけませんが、下りは踏み損ねがないようにしないといけません。
 無事に降って来ると、次の標識があります。
      

(3)次に、芥場峠付近から上高岩山の間はごく平坦な道で何も心配はありません。途中は手入れもされて気持ちの良い森林帯です。
    
 
 ここを行くと、地図に記載されているように「展望台あり」です。展望台は鉄骨でできた東屋風で、御岳山や日ノ出山・麻生山など周辺を一望のもとに見晴るかすことができます。もちろん、都心やスカイツリーも見えます。
 往復と休憩に計1時間かけるつもりいれば、ゆっくり楽しめます。

(4)展望台からの景色を載せましょう。
 2枚並べました。上の地図を利用して位置を確かめてみてください。
 左の写真の二つの山のうち、左が日ノ出山、右が麻生山、その向こうに広がるのは青梅の市街です。
 そして、右の写真の左端にも麻生山がありますが、その右に伸びているのが金比羅尾根です。
 麻生山のすぐ右向こうにスカイツリーが見えていましたが、この写真では判別が難しいようです。
 

(5)しかし、ハイキングに来た人、特に子ども連れの人は「展望台」から先に入らない方がよいでしょう。引き返すのが無難です。多分、そのつもりでここまで来た人でも、歩き出した途端に「これを行くのかな」と思うと思います。というのは、もちろん、ウッカリしない限り道に迷うことはないと思いますが、入る人が少ないせいか、踏み場のはっきりしない急な下りと登りが連続して、膝や爪先に相当の負担になるからです。
 「展望台」から一気に100m近く降り、それからいくつか越えて高岩山になります。
    

 この写真でもわかると思いますが、主要コースではないとはいえ、要所要所に標識もありますし、テープの着いていますから心配はありません。

(6)途中には、炭焼き跡でしょうか、きれいに残っていました。
    
 
(7)高岩山からは徐々に降ってきますが、地図の「サルギ尾根」と書かれたところの右にあるバス案内の付近まで下りながらのアップダウンが続き、そのあたりからさらに急坂となり、「養沢神社」脇に到着しました。
     
      養沢神社(養沢神社バス停から)

 通過してみての感想は、足の負担のためには、このコースは登りに使うべきコースと思います。とはいえ、ほんの2~3時間のことです。
 今度は、天気と体調を見計らって登ってみるつもりです。
 今日はここで。

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No.381 大岳山 1

2025-01-16 00:09:47 | 
(1)1月4日、大岳〔おおだけ〕山に登りました。下の地図をご覧ください。
 上中央にケーブルの御岳山駅、その南西の左端に大岳山があります。
 ちなみに、暮に辿った日ノ出山と麻生山が東方向に連なっています。

 今回は、青梅線で御嶽まで来てバスに乗り、滝本駅からケーブルで御岳山駅まで上がりました。その後は、御嶽神社下を通過して、大岳山に向かいました。
 帰りは、「芥場峠」まで戻って「サルギ尾根」に入り、高岩山を経て、右下にある上養沢の「養沢神社」裏に降りました。 


(2)暮に日ノ出山に上がった時は、青梅線の御嶽からバスもケーブルも使わずに上まで参道を歩きました。御嶽駅から滝本駅まで30~40分、滝本駅から参道を歩いて「ビジターセンター」まで60分、合計でも2時間足らずです。バスとケーブルを使っても、待ち時間などを入れると、かれこれ1時間近くはかかってしまいますから、元気ならば歩くのもよいでしょう。特に参道はお勧めです。この4日も、冬ですが、子供連れで歩いている人をたくさん見ました。

(3)私は楽をしてケーブルで9:20ころに御嶽山駅広場に着きました。
 広場から東を見ると視界良好でした。
1.スカイツリー
     
      肉眼の方がよく見えたくらいです。
2.筑波山
    
      少し拡大しています。
(4)あとは山道です。
 途中は、日向はぽかぽかでしたが、日影は、3日に小雪が舞ったようで、それがところどころ残っていて、寒々としていました。滝本駅の売店の人が、「今日が一番寒い」といっていましたが、動き出してから体が温まるのにけっこう時間がかかりました。
 
(5)大岳山は、私の住む昭島市などからも結構高く見える山ですが、ケーブルで上がってしまえば、まあ、どうということはない普通のハイキングコースです。とはいえ、山は山ですから注意が必要なことは言うまでもありませんが、御岳山駅から大岳山までには、急登が4ヶ所あります。
 最初が、御嶽神社下にある門前商店通り直下です。
 このあとはしばらくなだらかなアップ・ダウンの「平坦な道」が続きます。しかし、ここでペースを上げすぎて消耗すると、難儀します。
 二つ目は「芥場峠」手前のつづら折れです。しかし、ここは「つづら折れ」というだけで、普通の道です。
 三つめが、大岳神社手前の岩場・クサリ場です。
 ここは、網が付けられたり、クサリがつけられたりして、ずいぶん整備されていますから、注意をしさえすれば大丈夫です。しかし、逆にうっかりすると誰でも滑るところです。気をつけましょう。
 そして、最後が、大岳神社から頂上までです。
 まあ、山はこの喘ぐところがまたいいんですね。大岳に登ったことがないという人は、ぜひ挑戦してみてください。

(6)頂上です。
1.大岳山1266.5m
     
      正面が丹沢方向かと思いますが、今回は取り忘れてしまいました。

2.頂上からの富士山
     

3.富士山(少し拡大)
    

4.御前山
     
     左の手前は三頭山〔みとうさん〕、遠くは大菩薩連嶺

5.頂上 1
     
     南と西は開かれていますが、東と北は林が残されています。
6.頂上 2 北側
     

7.頂上 3 北西
    

8.頂上 4 東
    

 どうですか?いいでしょう。登る労苦をいとわない人だけが味わえる世界です。
 ちなみに、私のカメラは、公文書館などへ資料収集に行ったときに写せればいいだけのボタンを押すだけの簡単なものです。そのカメラでぶれないように写す練習しているだけの写真です。もうちょっと良いカメラの人はもっとエレガントに撮れます。きっと・・・。

(7)そうそう、一つ思い出しました。
 20年近く前、真夏の8月の平日に大岳に登った時のことです。不思議なことに、往復の途中でも、頂上でも誰とも会いませんでした。
 山といっても1200mくらいでは、気温は下界とそんなには変わりません。写真でもわかるように、頂上には日除けになるような東屋もつくられていませんし、おまけに視界をよくするために南側の木は切り払われていて日陰を作るものがありませんから、カンカン照りの中、からだは暑くなるばかりで、休まるどころかとめどなく汗が噴き出てきます。
 仕方なく、上の「5.頂上 1」の写真の道標の辺りに腰を下ろして水を飲み、いそいで弁当を食べて降りることにしました。
 半分くらい食べたときです、頂上の南の端の方に動くものがいるのに気が付きました。見ると、ヤマカガシの子どもでした。
 ちょっとびっくりしましたが、小さいので見ていました。すると、どんどんこっちへ来ます。たぶん、私を見て興味を持ったのではないでしょうか。
 ちょろちょろとこっちへ来るのでどうしようかと思い始めて、ふと親はどこにいるのかとキョロキョロと見回しましたが見えません。ちょっと安心していると、こどもは頭をペタッと地につけて止まりました。そして、じっとこっちを見つめていました。
 何秒でもありませんでしたが、見定めが付いたのでしょうか、くるっと向きを変えて、来た方へ戻っていきました。 夏の大岳を見ると思い出すことです。

 今日はここで。下りは明日にします。

 【コレクション】も載せたいのですけど、いつも時間切れになってしまします。写真だけでも載せることを考えてみましょうかねえ。思案、思案。
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