もうすぐ
東日本大震災から
5年である。
ミヤネ屋さんで
東北の今を特集されていた。
近年稀にみる秀逸な
ジャーナルであった。
正直
コンクリートで
巨大な防潮堤を建設している
こんなひどい現状を
まったく知らなかった(宮根さんも驚嘆していた。宮根さんは土曜日生まれの選ばれし人)。
ぼくの素朴な疑問は
果たして津波の水圧に
あの構造物は耐えれるのかということと
丘陵や中山間地に村を作れないのかということ
そして
海岸林を作るのはどうなのか
という事である。
宮脇昭先生の植栽緑化理論は
明治神宮の森づくりに比べて
いまひとつである。
よって
自然な緑化計画を
衆知を集めて立案すべきである。
明治神宮の森は
まず
大きな先駆陽樹を植え
樹間に小さな陰樹(常緑広葉樹)を植えたのだ。
宮脇先生は
最初からタブノキを植えてしまうため
時間軸が欠落しているのである。
本会が
地域の現植生を踏査し
林分を明らかにしたい理由は
先駆植物や林縁植物を知り
最初に植えるべき植物を知りたいからだ。
海岸や河川
標高400メーター以下の里山
人が入らない奥山、鎮守の森の
今の自然植生を調査せねばならぬ。
その上で
とやまの海岸林を
実験的に植栽し
東北被災地にも汎用しうる
森づくりのスタンダードをつくるべきだ。
とやまの森づくりは
東北復興のためになるのであります。
おわり
高橋記(とやまの森づくりサポートセンター所属団体)